映画 「青天の霹靂」

 映画「青天の霹靂」は、劇団ひとりさんの同名小説を原作とする映画であり、2014年5月に公開されました。劇団ひとりさんは、この映画の監督をこなすと共に、俳優として映画に出演もしています。劇団ひとりさんの、劇団ひとりさんによる、劇団ひとりさんのための映画、というように思えなくもありませんが…。
 以下、映画「青天の霹靂」のあらすじです。ネタバレ注意です。

 売れない手品師の轟晴夫(大泉洋)は、マジックバーで働き、貧乏生活を送っています。ある日、晴夫は父が死亡したと警察から連絡を受けます。晴夫の母は幼い頃に晴夫と父を残して出ていき、晴夫は父と二人で生活していましたが、数年前から音信不通となっていました。警察で父の遺骨を引き取った晴夫は、父の死体が発見された河原を訪れ、ホームレスとして父が生活していた場所に、若い頃の父と子供の頃の自分とが写された写真を発見します。その時、晴れていたはずの空から雷が晴夫めがけて落ち、晴夫は気を失います。

 目覚めた晴夫は、自分が生まれる前、昭和48年にタイムスリップしていました。途方に暮れた晴夫は、この時代では使えない500円玉で無意識に手品の練習をしていると、これを見た手品好きの少年が「雷門ホール」へ晴夫を連れていき、支配人(風間杜夫)を紹介してくれます。雷門ホールは、様々な芸人が客相手に芸を見せる劇場です。晴夫のスプーン曲げの手品を見た支配人は、晴夫を雇うことを決め、住む場所も与えてくれます。また支配人は、行方をくらませた手品師チンの助手を務めていた悦子(柴咲コウ)を晴夫の助手にします。晴夫は謎のインド人ぺぺとして悦子と共に舞台に立ち、スプーン曲げの手品を披露し、拍手喝さいを浴びます。
 悦子が体調不良で休み、心配した晴夫は見舞いに行きます。晴夫が悦子の家へ行くと、悦子は隊長が悪いにもかかわらず、チンについて警察から呼び出されたと言って警察へ行こうとしていました。晴夫は、悦子がチンと同棲していたことを知ります。晴夫は、悦子に代わって警察へ行くことを引き受けます。
 警察へやって来た晴夫は、チンに会います。チンは晴夫の父の轟正太郎(劇団ひとり)でした。正太郎を警察から引き取って悦子の元へ戻った晴夫は、悦子が妊娠していることを知ります。悦子は晴夫の母であり、悦子のお腹の中の子供は晴夫でした。
 雷門ホールの支配人は、悦子の代わりに正太郎を晴夫の助手にします。しかし正太郎は晴夫と舞台の上で大喧嘩してしまいます。この様子を見た支配人は、晴夫と正太郎に舞台の上でけんかしながら手品をしろとアドバイスします。アドバイスに従って喧嘩しながらの手品を舞台で披露した晴夫と正太郎は大受けし、ペペとチンのコンビの人気は上昇していきます。晴夫はテレビ出演を目指すことを提案し、晴夫と正太郎はオーディションを受けます。
 ある日、悦子が倒れて病院へ運ばれます。医者は、子供を産んだら悦子の命が危ないことを正太郎に話しますが、悦子は子供を産む決意をします。これを聞いた晴夫は、母が自分と父を置いて出て行ったという話は父の嘘で、自分を生んで母が死んでしまったことを悟ります。晴夫は子供を堕ろせと正太郎に言い、正太郎は晴夫を殴り飛ばします。その後、正太郎はペペとチンのコンビを解消して手品師を辞め、ラブホテルの清掃員として働き始めます。
 晴夫が生まれる昭和49年5月10日の前日、晴夫は悦子が入院している病院を訪れます。悦子は、ジャイアンツV9やユリ・ゲラーの登場などを予言した晴夫に、生まれてくる自分の子供のことを尋ねます。晴夫は、生まれてくる子供は勉強もスポーツもそれほどできるわけでなく、全くもてない子供だけれど、小学校のときに手品を披露して人気者となり、初めてバレンタインデーにチョコレートを貰って冷蔵庫に入れておいたら父に食べられてしまうという話をします。そして悦子は子供にとって私はどんな母親かと尋ねます。晴夫は、子供にとって母は生きる理由だと悦子に語ります。
 晴夫は、河原で正太郎と話をします。晴夫は、悦子が死んだら生まれてきた子供に何と伝えるかを正太郎に問います。正太郎は、自分が生まれたことで母親が死んだと話すのはかわいそうだと言い、母親は出て行ったと嘘をつくと話します。
 そして5月10日。晴夫はテレビ出演のための最終オーディションに一人で臨みます。病院では悦子の陣痛が始まり、悦子は分娩室へと運ばれていきます。このとき、子供の名前を決めたかを悦子に尋ねられた正太郎は、今日は晴れているから女の子なら「晴子」、男の子なら「晴夫」にしようと答えます。悦子は、チョコレートは食べないでと正太郎に言い残します。
 その頃、オーディションで晴夫は手品を次々と披露し、拍手喝さいを浴びます。そして病院で子供が生まれたとき、手品をしていた晴夫に雷が落ち、晴夫は姿を消します。

 目を覚ました晴夫は、元に時代に戻っていました。晴夫の携帯電話が鳴り、警察から遺骨は人違いで父のものではなかったと謝罪されます。戸惑う晴夫に声をかける人物がいました。正太郎でした。正太郎は、連絡先が分からない晴夫に会うために、河原で発見された死体の身元として自分自身の名前を警察に告げ、警察が晴夫を探し出すのを待っていました。このことを知った晴夫は、あんなことを言うんじゃなかった、とぼやきます。
 晴夫が生まれる前日に、晴夫は正太郎に「ありがとう」と伝えていました。

 以上が「青天の霹靂」の物語です。
 率直な感想を述べさせていただくと、面白くなくはないけど、特別に面白くはない、といったところでしょうか。何というか、ありがちなベタな物語だったように思われます。何か、もう一ひねり欲しい気がします。せっかく過去へタイムスリップしているのですから、何か戻ってきた未来に変化が生じているとかあってもよかったのでは?
 映画の中では、晴夫が手品をするシーンが何度もあるのですが、実際の大泉洋さんが手品を練習して演じたのでしょうか?それとも映像技術で何とかしたのでしょうか?実際に演じているとすると、かなりのテクニックのように思われますが、大泉洋さんなら元から手品が得意だったということもあり得ますね。

 

小中千昭 「深淵を歩くもの」

 小中千昭さんの「深淵を歩くもの」は、2001年に徳間デュアル文庫から発売されたホラー小説です。短めの短編作品が多数収録された短編集です。
 小中千昭さんは、アンソロジー「クトゥルー怪異録」に収録されていた「蔭洲升(インスマス)を覆う影」の作者さんです。本業はドラマや映画の脚本家で、作家ではないため、小中千昭さんの書籍はあまり出版されていません。この本も現在では入手困難になっており、ネットで四千円近い高値で販売されていたりします。幸いにも私は、十年近く前に、定価以下の安値で手に入れてました。今回は、「クトゥルー怪異録」を読んだことをきっかけとする再読です。ちなみに、この本にも「蔭洲升を覆う影」が収録されています。
 以下、「深淵を歩くもの」の各物語のあらすじを記載します。収録作品が多いのですが、今では手に入り難い本なので、全話詳しい目にあらすじを記載します。ネタバレ注意です。

<READ ME!>
 あるアパートの空き部屋に置かれていた以前の住人からの手紙を何者かが読んでいます。
 手紙の主は、中根正治という27歳の男性です。中根は、ソフトウェア会社に勤めており、通勤に便利なこのアパートに引っ越してきます。中根は、部屋にいるはずなのに姿を全く見せない隣人が気になっています。
 ある日、中根は隣人宛ての郵便物を預かります。しばらくしてこの郵便物から異様な臭いが発せられたため、中根は郵便物を隣室のドアの前に置いて自室へ戻ろうとします。すると隣室のドアが僅かに開き、異様に細い腕が現れて郵便物を掴み、部屋の中に引っ込みます。
 その後、中根の彼女の床嶋和美が部屋に遊びに来たときには何者かがベランダから部屋を覗いていた気配がし、大家に隣人の事を尋ねても知らん振りをされます。ある日、中根が仕事から帰ってくると、黒いコートの男が隣室のドアの前に立ち尽くしていました。そして留守中に何者かが部屋に侵入した形跡もありました。中根は、ノイローゼ気味になってしまいます。
 我慢出来なくなった中根は、隣室のドアを叩いて隣人に出てくるよう言いますが、中からカサコソと音がするのみです。突然、中根は肩を掴まれ、振り返ると黒いコートの男でした。男は、隣室のことも、自室のことも、誰にも話さず、気にしないよう中根を脅します。中根は引っ越すことを決め、この手紙を部屋に残します。
 中根の手紙を読み終えた女は、異様に細い腕で手紙を元に戻し、部屋を出て隣室に入っていきます。

<部屋で飼っている女>
 タクシー運転手の山路は、道に迷った際に一人の女性客を乗せますが、目的地へ向かう途中で女性客の姿が消えてしまいます。その後、山路は、もう一度同じ道を辿り、同じ女性に出会います。タクシーに乗った女性を調べてみると、女性は頸の骨が折れていました。山路は、この女性を自宅へ連れ帰ります。女性は自ら動こうとはせず、じっとして山路を見つめるばかりです。
 ある日、山路はタクシーで猫をひき殺してしまいます。猫の死体を焼却して山路が自宅へ戻ると、女性は突然動き出し、山路のシャツに着いた猫の血を舐め始めるます。
 その後、山路は人を殺して血を持ち帰り、女性に与えることを繰り返します。7人が犠牲になった後、山路は殺人犯として捕まり、収容された病院で自殺します。

<イモーター>
 私の事務所に、吉井籐也という依頼人が発明品を持ってやってきます。吉井は、イモーターという電力供給なしで回転し続けるモーターを発明していました。私は吉井から発明品を預かり、大学の研究室にいる知り合いの小林に試験を依頼します。
 しかし、小林はイモーターと共に姿を消します。更に、新型のイモーターを制作していた吉井も、イモーターと共に姿を消します。そして私の元に吉井からの宅配便が届きます。中にはイモーターが入っていました。私は、イモーターを動かしてみます。イモーターは、回転速度を上げるときのみ外部電源を必要としますが、その後は電源を外しても回転し続けます。どこまで回転速度が上がるのかに興味を持った私は、イモーターの回転速度を上げていきます。すると私の体はイモーターと共に徐々に消えていきます。

<夜はいくつの目を持つ>
 眉間を自分の指で指すと何か圧力のようなものを感じる、という話を私は恋人の孝夫から聞かされます。その後、私は時々、同じような圧力を眉間以外でも感じるようになります。圧力を感じるのは、夜に一人で部屋にいるときでした。
 ある日、スーパーでアルバイトをしていた私は、体に圧力を感じ、その方向には客が私を見つめていました。見つめていたのはただの客でしたが、どうやら誰かに見つめられると圧力を感じるようです。しかし、部屋で圧力を感じるとき、私以外には誰も部屋にはいません。恐ろしくなった私は、孝夫を部屋に呼びます。翌朝に目を覚ました私は、孝夫が自分の目玉を手に持って洗っている姿を見ます。

<メイクアップ>
 メイクアップアーティストの私は、B級ホラー映画に出演することになった往年の大スター俳優に狼男の特殊メイクを施します。メイク後の俳優は、本物の狼男そのものに見えました。
 撮影終了後、控え室に戻った俳優を私は殺害し、顔を剥ぎ取ります。狼男となった俳優の顔を永遠に生かすためでした。

<0.03フレームの女>
 和博は、映画やドラマの映像に合成を加える仕事をしています。ある時、和博は、1秒間に30フレームあるドラマの映像の1フレームにのみ映った女性を発見します。和博は、この女性を別のシーンにこっそりと合成します。
 その後、このドラマの主演女優は原因不明の自殺をし、和博も自殺し、この映像を見たドラマのスタッフも次々と自殺します。そして、女優の追悼番組としてこのドラマがテレビ放映されることになります。

<夜歩く子>
 彼女とのドライブ中にクレイ宇宙人のような子供に遭遇したと、逆行催眠をうけた男は医者に話します。しかし彼女は、何年も男に会っていないと証言します。その後、子供に遭遇したと言う日に男は、子供をひき逃げする事故を起こしていたことが判明します。男は、ひき逃げの記憶を消し去っていたようです。
 しかし、医者が逆行催眠の様子を撮影したビデオには、催眠の終了後に、治療室に一人残された男の元へ異様な姿の子供が近づいていく様子が映されていました。

<屍街>
 地味なOLの妙子は、テレクラで知り合った上瀬谷に襲いかかられ、咄嗟に殺してしまいます。自分の痕跡を消して逃げた妙子は、警察に捕まることはありませんでしたが、他の人には見えない人が見えるようになります。
 タクシーに乗った妙子は、自分が見ているのは死者であり、人を殺すと死者が見えるようになるということを運転手に教えられます。運転手も人を殺したことがありました。
 その後、妙子は、死者が見えるのにも慣れ、普通に生活するようになります。ある日、妙子は、バーで知り合った男性とホテルへ行き、この男性を殺します。殺人は妙子に大きな陶酔を与えてくれました。それから二週間で妙子は3人の男性を殺害します。
 映画を見に行った妙子は、映画の途中で席の前に立った死者が、上瀬谷であることに気付きます。上瀬谷は、腕を上げて妙子を指差します。妙子は逃げ出しますが、周りの死者がみんな妙子を指差すようになりました。死者からも妙子が見えるようになったようです。妙子は、逃げ続けます。
 その後、タクシー運転手は、死者の中に以前乗せた女性客を見かけます。

<幽霊>
 カラスの視線で人間の世界を観察した様子を描いた超短編です。人間の世界には幽霊が溢れており、人間にはその姿が見えていないことをカラスは滑稽に感じています。

<ハーピー>
 僕は、身長15cmほどの羽根の生えた女性を公園で見つけ、捕まえて家につれて帰り、籠に入れます。羽根の生えた女性は隙をついて逃げ出して部屋を飛び回り、ようやく捕まえてた僕は、逃げないよう羽根を折ります。女性は死んでしまい、僕は、公園に死体を埋めます。
 しばらくして埋めた場所に戻ると、ぽっかりと穴が開いていました。僕が家に戻ると、羽根の生えた女性が窓ガラスを叩いています。僕は、窓を空けて女性に手を伸ばし、ベランダから落ちて死亡します。

<猫草>
 美容師の慎子は、ときどき視界が真っ赤に染まり、赤い液体に包まれている映像を見ます。ある日、同僚や客に“あの子”のことを尋ねられますが、慎子は覚えがありません。慎子は、コンビニで意識せずにキャットフードを買おうとし、慌てて家に戻ります。慎子は、流しの下の棚から猫用の玩具などを発見し、全てを思い出します。
 慎子は、バスルームで手首を切って自殺しようとし、薄れゆく意識の中で小さな友人が自分を見つめていました。慎子は、庭に出て猫草の脇にしゃがみこみ、「にゃあ」と鳴きます。

<人魚>
 主婦の由里は、15年振りに香我美幸代に出会います。しかし幸代は、15年前と同じ女子高生の姿でした。幸代は、お寺に保管されていた人魚のミイラを盗み出し、お湯で戻して食べたと語ります。
 由里は、幸代の指の間に水掻きがあるのを見て、自分が新しい体を手に入れる喜びに震えます。

<ダイノソアロイド>
 私は、妻の悦美が産んだ子供が爬虫類のような姿であることを知らされ、この子供を育てることにします。私は郊外の一軒家を借り、3人で移り住みます。その後、ヨシオと名付けられた子供は大きく成長し、悦美は精神は壊れていきます。私は、仕事を辞め、2人を見捨てて姿をくらまします。
 これは私の悦美に対する復讐でした。私は、悦美が浮気していることを知っており、始めから子供が産まれた後で離婚しようと考えていました。
 無職になりやせ衰えた私は、鏡に映った自分の顔が、まるで爬虫類であることに気付きます。

<怪人>
 戦いに敗れて傷ついた俺は、廃工場で回復を待っています。俺は、“あいつ”との再戦に備えてイメージトレーニングをしながら、自分の存在に疑問も感じています。

<デロ>
 真由は敦と初デートし、ディナーの後で敦は夜景の綺麗な公園へ真由を連れて行きます。公園には暗い穴があり、敦はデロと呼ばれる地底人の話をし、こうしないと皆が虐めるんだと言い訳しながら、真由を穴の中へ連れて行きます。

<狗守>
 地味だった秀美は急に美しくなります。占い師には犬神が憑いていると言われますが、秀美は無視します。秀美は、街で知り合った片山という男とホテルへ行き、窓に映った自分の頭上に犬のような生き物がいるのを見て、振り払います。すると片山は秀美に対する興味を失います。秀美は、元の地味な女性に戻りました。

<宇宙人>
 小学三年生の清人は、工場跡の空き地で銀色に光る奇妙な人形を拾って家に持ち帰ります。その夜、黒服の二人が清人の家を尋ねて来ます。黒服の二人は、清人が空き地で拾ったのは、人形ではなく、ものすごくゆっくり動く宇宙人だと話し、去って行きます。しかし人形は父にバラバラに壊されてしまい、清人は人形が持っていた望遠鏡のようなものを拾って部屋に戻ります。清人が望遠鏡を覗いてみると、自分の体が小さくなったような景色が見えました。しばらく望遠鏡を覗いていると、部屋に誰が入って来ます。それは体が大きい清人でした。清人は体を動かすことができず、大きい清人は清人を拾い上げ、空き地まで行って置き去りにします。

<蒸気竜>
 リッキーは今年のカーニヴァルを楽しみにしています。去年のカーニヴァルの見せ物小屋でリッキーは蒸気竜を見ました。蒸気竜は、鉄の黒い塊から上半身が延び出たトカゲのような小さなものでした。全く動きませんが、リッキーが氷砂糖をあげると動き出し、黒い塊から延びたパイプから蒸気が吹き出してピーピーと音がなりました。この音は蒸気竜の言葉のようで、リッキーにはお礼を言っているように思えました。
 そして今年のカーニヴァルが始まりますが、見せ物小屋にいたのは時計狼でした。

<ネッシー>
 一人の男(男1)は、もう一人の男(男2)に、ネッシーについての知識を披露しています。男1によれば、昔にテレビ番組の企画でネッシーを探すというものがあり、その時にネス湖から持ち帰った水から未知の生物の幼体が発見されました。この生物は、DHCを多く含んでおり、健康食品として売り出そうと考えた企業がありましたが、ネス湖と同じ環境でなければ飼育できないという問題がありました。
 話し終えた男1は、自分の手料理を男2に勧めます。この料理は、問題の生物が材料であり、これを食べた男2は舌が異様に延び、ネス湖と同じ環境でなければ生きられなくなります。水の中で生息する男2は、時々に長い舌を水面から出して呼吸することになりますが、このときに水面から出た舌は、ネッシーとして写真に写されているものとそっくりです。

<ダゴン>
 女子大生の真里緒は、どこからともなく聞こえてくる水音に悩まされています。ある日、真里緒が映画館で映画を見ていると、水音が聞こえ、映画館の中に魚のように目を円く見開いた誰かが真里緒を見つめていました。その後、大学の食堂で、真里緒は「だごん」という囁き声を耳にします。真里緒は、時間が来てしまったことを悟ります。
 その後、真里緒は有明埠頭で自殺したとされますが、死体は見つかっていません。真里緒と以前に付き合っていた男子学生が有明埠頭に来て花束を海に投げます。すると、沖合で水しぶきが上がり、大きな黒い影が埠頭に近づいて来ます。その後、男の首なし死体が発見されます。

<深淵を歩くもの>
 深海調査を行っている勝見は、特別の命令を受けて深海に沈んでいた物体の回収を行います。回収した物体は、素材不明の円板状のもので、解読できない文字のようなものが刻まれていました。回収した物体を持って本社へ戻った勝見は、この物体を内原戸という名前の浅黒い男に渡します。内原戸は、この物体をタブレットと呼んでいました。
 本社からの帰り、勝見の口から「ふんぐるい・むんぐるな・くすりゅう・るるいえ・うがなぎ・ふていぐん」という意味不明の言葉が出てきます。勝見は、タブレットに刻まれていた文字ではないかと考えます。
 その後、フェリーに乗った勝見は、内原戸に出くわします。勝見がふと「ふんぐるい~」と呟くと、内原戸の姿は消えてまいます。そして勝見は、沖合に海竜を見ます。勝見は、内原戸も海竜も自分の幻想だと思います。
 研究所に戻った勝見は、伊豆半島で深海生物のリュウグウノツカイが打ち上げられたことを知り、現場へ向かいます。解剖されたリュウグウノツカイの腹の中から、人間の眼球のような物が出てきます。
 研究所で眠ってしまった勝見が目を覚ますと、タブレット回収の際に採取した砂を入れたボトルが倒れ、砂がこぼれ出していました。しかし、砂はいつまでもこぼれ続け、部屋は砂で満たされていきます。そして勝見は、部屋の中にリュウグウノツカイが泳いでいる姿を見ます。部屋のドアをノックする音がし、勝見がドアを開けると、その向こうにはタブレットを回収した深海の光景が広がっていました。勝見は、深海の世界を歩き、ここが都市であり、巨大な何かが眠っていることを悟ります。いつの間にか内原戸が近くに立っており、間もなく蘇ると告げます。歩み去る内原戸を追いかけようとした勝見は、自分の体が無数のリュウグウノツカイに喰われており、頭だけの姿となって海底に横たわります。

<神祐>
 新興宗教の信輝会に所属する弘恵は、勧誘のために訪ねたアパートで浅野という男の部屋に招き入れられます。弘恵は、信輝会の教えを浅野に話して勧誘を試みます。しかし浅野は、神は概念でしかないとする弘恵の話に反論し、神はそこにいると弘恵の後ろを指します。弘恵の後ろにいた神は、弘恵に覆い被さり、弘恵は神と一体化します。

<キリエル人>
 演出家の小中は、新番組のオープニング映像の撮影をしています。トンネルの奥へ歩いていく女優の姿を撮影しているとき、この女優はトンネルの奥に誰かがいたといいますが、ライトを当てても誰もいませんでした。
 後日、撮影した映像には何者かの姿が映っていました。小中は、特殊効果で明度を下げ、黒く塗り潰すことで対応し、新番組の放送は開始されます。
 ある日、仕事を終えた小中が自宅のマンションへ戻ってくると、ドアの前に黒服の男が立っていました。男は、キリエルの神々の姿を人々に顕示したとして、小中に礼を述べます。小中は、男を相手にしませんが、後日にレンタルしたビデオの中にこの男が映っているのを発見し、この男が俳優であることを知ります。しかし、この俳優は何年も前に自殺していました。

<蔭洲升を覆う影>
 この作品は、「クトゥルー怪異録」に収録されていたものと同じです。あらすじは、省略します。

 以上が、小中千昭さんの「深淵を歩くもの」に収録された各作品のあらすじです。
 これらの中でクトゥルー神話に含まれると考えられるのは、「ダゴン」、「深淵を歩くもの」、「神祐」、「蔭洲升を覆う影」でしょうか。その他の作品は、ジャパニーズホラーといった所でしょう。ただ、「イモーター」、「デロ」、「宇宙人」、「キリエル人」あたりはラヴクラフト感のある作品だったように思えました。
 いずれの作品も面白いのですが、どれも短編ばかり、中には数ページしかない超短編も含まれており、何か物足りない読後感でした。どの作品も膨らませれば立派な長編作品になりそうなのですが。
 作者の小中千昭さんは、作家ではなく、脚本家であるということが要因かもしれません。超短編作品は、脚本のアイデアノートのように感じられました。
 小中千昭さんは、ウルトラマンティガのテレビ番組で脚本を担当し、ウルトラマンの敵にクトゥルー要素を取り込んだことで有名です。この本に登場する「キリエル人」というのは、ウルトラマンティガに登場した敵のようです。怪しげな地底人という設定は、ラヴクラフトに通じるものがあります。ウルトラマンティガを見たことありませんが、少し見てみたい気がします。
 とにもかくにも、小中千昭さんの長編作品を読んでみたいですね。あまり小中千昭さんの書籍は出版されていないのですが、いくつか長編らしきものがあるようなので、探してみたいと思います。


ドラマ 「江戸川乱歩の美女シリーズ(天知茂版)」 第22作 「禁断の実の美女」

 「江戸川乱歩の美女シリーズ」は、1077年から1994年までの17年間に亘って、テレビ朝日の「土曜ワイド劇場」にて放送された2時間サスペンスドラマです。江戸川乱歩さんの小説をモチーフとして、明智小五郎を主人公としたサスペンスドラマに仕上げられています。明智小五郎役は、1代目の天知茂さん、2台目の北大路欣也さん、3代目の西郷輝彦さんと3人の役者さんが順に演じています。この中で、天知茂が明智小五郎を演じた作品は全部で25作品と最も多く、2代目の北大路欣也さんの作品は6作品、3代目の西郷輝彦さんの作品は2作品と徐々に少なくなっていきます。各作品には、「○○の美女」というサブタイトルが付されています。
 「禁断の実の美女」は、天知茂さんが明智小五郎を演じた第1シーズンの第22話に相当し、1984年1月に放送されています。「禁断の実の美女」は、江戸川乱歩さんの「人間椅子」をモチーフとして製作されています。原作の「人間椅子」は、明智小五郎は登場せず、殺人も起きませんでしたが、「禁断の実の美女」では結構な人数が殺されます。原作の「人間椅子」はあくまでモチーフであり、「禁断の実の美女」は別物として見るべき作品でしょう。
 以下、「江戸川乱歩の美女シリーズ(天知茂版)」の第22作「禁断の実の美女」のあらすじを記載します。ネタバレ注意です。

 私立探偵の明智小五郎(天知茂)は、北海道から東京へ向かう飛行機の中で、推理作家の北見佳子(萬田久子)と知り合います。佳子は自宅へ戻りますが、家の中には何者かが潜んでり、この人物は佳子の部屋に置かれた椅子の中に隠れます。
 佳子は、宝石商の高杉大作(内田朝雄)の息子の孝太郎(中島久之)と婚約します。佳子は、孝太郎及び大作と、孝太郎の妹の春子(丸山秀美)及び裕子(小田桐かほる)と共にレストランで食事をした後、化粧室で何者かに襲われて首を締められます。しかし佳子の命に別状はなく、警察の捜査が開始され、容疑者として佳子の元夫の土田(山本紀彦)や元担当編集者の野呂(宮口二郎)らが挙げられますが、いずれも決め手を欠きます。
 作家を目指している裕子が、佳子の家に住み込んで、佳子の手伝いをする事になります。ある日、佳子が家に帰ってくると、裕子が刺されて死亡していました。現場を見た明智は、椅子の中に人が隠れるスペースがあり、椅子に座った裕子を何者かが椅子の中から刺し殺したと判断します。
 椅子を製作した会社の社長である田村(長谷川哲夫)は、この椅子は佳子のファンだった椅子職人の黒川純一(レオナルド熊)が一人で作り上げ、現在は黒川が行方不明であると話します。明智は、黒川の自宅で、この椅子を作り上げた気持ちなどが綴られた黒川の手記を発見します。
 ある日、佳子が帰宅すると、秘書の根岸咲子(森田理恵)が佳子の書きかけの原稿を無断で読んでいるのを見つけます。咲子は慌てますが、佳子は気にしなくていいと言います。その後、自宅のマンションへ戻った咲子は、自宅でシャワーを浴びている際に、何者かに刺されて死亡します。警察は、この事件が発生した日に、このマンションへ高杉孝太郎が入っていく姿が目撃されていたとして、孝太郎を捕らえます。このマンションには、孝太郎の愛人が住んでおり、孝太郎は愛人に会っていたことが証明され、容疑は晴れます。しかし愛人の事実を知った佳子は、孝太郎との婚約を解消します。
 その後、佳子は、豪華な自宅屋敷を売って、マンションに引っ越します。引越しには、明智の助手である小林少年(小野田真之)が手伝いに行きます。引っ越し作業があらかた終わろうとしていたとき、孝太郎がマンションへやって来て佳子に謝罪をします。また佳子と孝太郎が話をしている途中で、人間椅子のお詫びにとインテリア会社の田村社長がやって来ます。佳子、孝太郎及び田村社長が話をしていると、向かいのビルからの狙撃により、孝太郎が射殺されます。田村社長が向かいの急いで向かいのビルへ走りますが、狙撃に使用されたライフル銃が残されているのみでした。このライフル銃は佳子の元夫の土田が所有していたものであったため、警察は土田を調べますが、土田が犯人である決め
手に欠きました。
 その後、山奥で椅子職人の黒川の死体が発見されます。犯人の黒川が自殺したという線で事件が収まりかけます。
 ある日、明智は佳子に招待されて、佳子の家を訪れます。明智は、佳子に出されたワインを飲んで倒れます。
 一方、高杉大作は別荘の改築を行っていました。大作は、改築が終わった別荘に、一人だけ生き残っている娘の晴子と、改築を担当したインテリア会社の田村社長とを連れてやって来ます。また後から佳子もやってくる予定でした。田村社長は、佳子の新作の小説原稿を大作に渡し、そのあらすじを語ります。その小説は、父親を殺された兄妹の二人が、父親を殺して宝石商として成功した殺人犯及びその家族に復讐をするという内容でした。この内容は今回の事件にぴったり一致する内容であり、復讐者である兄が田村社長であり、妹が佳子であり、殺人犯が高杉大作でした。田村社長及び佳子は、高杉大作及び晴子を別荘の地下で椅子に縛り付け、まず晴子を殺そうとします。
 しかしその時、死んだはずの椅子職人黒川が現れ、殺人を阻止します。黒川は、明智小五郎が変装した姿でした。明智は予め解毒薬を飲んでおり、佳子がワインに仕込んだ毒が効きませんでした。明智は、椅子の中に潜んだ田村社長が裕子を刺殺したこと、今回の事件の真相を書いた小説を読んだ秘書の咲子を田村社長が刺殺したこと、佳子のマンションへやって来た孝太郎をリモコン装置付きのライフル銃で狙撃したこと、全ての罪を黒川に着せるべく彼を殺害したこと等を指摘します。田村社長及び佳子は、その後に突入してきた警察に逮捕され、明智達にこれまでの身の上を話した後、毒を飲んで自殺します。

 以上が「禁断の実の美女」の物語です。
 確かに「人間椅子」が登場していました。このドラマの人間椅子ですが、これまでに見た映画「人間椅子」及び「エロチック乱歩 人間椅子」のいずれよりも、最も説得力のある大きさ及び形状で、本当に人間が入れそうなデザインでした。この点では高評価でした。
 このドラマの明智小五郎は、私のイメージより老けているように思えました。それ以上に、小林少年がどう見ても少年ではなく、20代半ばくらいの青年に見えました。まあ、シリーズ22作目ということで、段々と老けていった結果なのでしょう。
 物語は、いかにも2時間サスペンスという内容で、ツッコミたくなる箇所が多すぎでした。ここでツッコミ始めるとキリがないので、控えておくことにします。
 見ていて驚いたのは、裸のシーンが多いことでした。ヒロインの佳子と、秘書の咲子の2人について裸のシーンがあるのですが、どちらも長めの時間が確保されています。佳子は、顔と裸体とが同時に映ることはなく、恐らく萬田久子さんとは別人の裸を利用しているのだと思われます。咲子は、シャワー中に刺殺されるというベタなシーンでしたが、顔を含む全体が映っていたので、本人でしょう。土曜の9時にテレビで放送していたドラマですよね?と目を疑いました。映画「エロチック乱歩 人間椅子」はPG-12指定が付いていましたが、このドラマ「禁断の実の美女」の方が格段にエロチックでした。
 「江戸川乱歩の美女シリーズ」の全作品を制覇するのはさすがにしんどいため、とりあえず「人間椅子」をモチーフとした第22作「禁断の実の美女」をレンタルしてみました。原作を読んだ作品に関連するものをピックアップして「江戸川乱歩の美女シリーズ」の何作品かを見てみようと考えています。

 

「機動戦士ガンダムMSV(モビルスーツバリエーション)」 第3巻 連邦軍編

 「機動戦士ガンダムMSV」の第3巻です。やっと第3巻が「連邦軍編」で、ガンダムのバリエーションが掲載されています。本来は第1巻であるべき内容に思えますが。
 第3巻のカラーページに掲載されたモビルスーツ及びその他のメカを以下に記載します。「連邦軍編」とされていますが、後半にはジオン軍のメカも収録されています。連邦軍はバリエーションが少なかったようですね。

<モビルスーツ>
RX-75 ガンタンク
RX-77-2 ガンキャノン
RX-77-3 ガンキャノン
RX-77-4 ガンキャノンII
RX-78-1 プロトタイプガンダム
RX-78-2 ガンダム
       G-3ガンダム
FA-78-1 フルアーマーガンダム
RGM-79 GM
RGM-79 GMライトアーマー
       GMスナイパーカスタム
TGM-79 GMトレーナー
RGC-80 GMキャノン
      GMキャノン(アフリカ戦線機)
      GMキャノン(北アメリカ戦線機)
RB-79 ボール
SP-W03 スペースポッド
RMV-1 ガンタンクII

<航空機>
Gスカイ、Gアーマー、Gブル
FF-X7 コアファイター
コアブースター
フライダーツ
FF-6 TINコッド
マングース
フラットマウス
FF-S3 セイバーフィッシュ

<宇宙戦闘艦>
ホワイトベース級宇宙攻撃空母 ホワイトベース
宇宙重巡洋艦 連邦軍サラミス級
宇宙戦艦 連邦軍マゼラン級
機動巡洋艦 ジオン軍ザンジバル級
宇宙軽巡洋艦 ジオン軍ムサイ級

<新MS>
MS-06RP ザクR型の試作機
MS-06R-1A マサキ・ナカガワ中尉機
MS-06R-1A エリック・マンスフィールド中佐機
MS-06R-2 ロバート・ギリアム大佐機
MS-06R-2 ギャビー・ハザード中佐機
MS-14B ジョニー・ライデン少佐機

 連邦軍のバリエーションの中で気になるのは…、正直なところあまり魅力的な機体がないのですが、やっぱりガンダムのバリエーション機体でしょうか。G-3ガンダムについては、通常のガンダムのカラーバリエーションとしてプラモデル化される機会も多いのですが、プロトタイプガンダムは少しの形状違いのためプラモデル化に恵まれていません。小改造で実現できそうなので、いつかHGUCのガンダムをプロトタイプガンダムにしてみたいなーなどと考えてしまいます。
 フルアーマーガンダムも魅力的です。確かMGのプラモデル化はされていたように思うのですが、HGUCやRGではプラモデル化されていません。どちらでもいいので1/144スケールでフルアーマーガンダムを発売して欲しいですね。


「機動戦士ガンダムMSV(モビルスーツバリエーション)」 第2巻 ジオン軍MS・MA編

 「機動戦士ガンダムMSV」の第2巻です。第2巻は「ジオン軍MS・MA編」となっています。つまり、ザク以外のジオン軍の兵器が収録されています。
 第2巻のカラーページに掲載されたモビルスーツ及びモビルアーマーと、エンブレムマークの一覧を以下に記載します。

<掲載モビルスーツ&モビルアーマー>
YMS-07 プロトタイプグフ
MS-07B グフ
      カスタムタイプ マ・クベ大佐機
MS-07C-3 グフ重装型
MS-07C-5 グフ試作実験機
MS-07H グフ飛行試験型
MS-07H-4 グフ飛行試験型
YMS-08A 高機動型試作機
YMS-09 プロトタイプドム
YMS-09D ドムトロピカルテストタイプ
MS-09 ドム
MS-R09 リックドム
MS-14 ゲルググ
YMS-14A ゲルググ シャア・アズナブル大佐機
YMS-14B ゲルググ ジョニー・ライデン少佐機
MS-14A ゲルググ
MS-14C ゲルググキャノン
      エース部隊所属機
MS-15 ギャン
MSM-04G ジュアッグ
MSM-04N アッグガイ
MSM-08 ゾゴック
EMS-05 アッグ
      アッグ武装型
MSM-03 ゴッグ
MSM-04 アッガイ
MSM-07 ズゴック
MSM-07B ズゴック
MSM-10 ゾック
MAX-03 アッザム
MAN-07 グラブロ
(ナンバーなし) ザクレロ
MA-05 ビグロ
MA-08 ビグ・ザム
MAN-03 ブラウ・ブロ
MAN-08 エルメス
MS-05A ザク
MS-06F ザクII
MSN-02 ジオング

<エンブレムコレクション>
ウイングレディ
グフレディ
グリーンサイレン
チャイナレディ
シーサーペント
ナーガIII
MS-14C
MS-07
第4戦術モビルスーツ部隊
MS-09(北アフリカ戦線)
MS-09(インド亜大陸)
第29機甲中隊

 この第2巻に収録されたものの中で個人的に気になっているのは、グフのバリエーションも捨てがたいのですが、水陸両用のジュアッグ、アッグガイ、ゾゴック及びアッグの4機体です。小学生の頃にゾゴックのプラモデルを作った記憶があります。現在では、ジュアッグ及びゾゴックの2つがHGUC化されています。残りのアッグガイ及びアッグも是非にHGUC化して欲しいところですが…。