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たいち庸 「機動戦士ガンダム外伝 ザ・ブルー・ディスティニー」 第9巻

 たいち庸さんの漫画「機動戦士ガンダム外伝 ザ・ブルー・ディスティニー」第9巻は、2021年1月に発売されています。
 前巻の発売が2020年2月なので、約1年ぶりです。宇宙へ出て最後の戦いを目前に、遅々として物語が進行しません。物語の内容が引き延ばしであることに加えて、そもそも雑誌ガンダムエースにおける漫画の連載自体が休みがち。作者であるたいち庸さんの体調不良かなにかが原因なのでしょうか?それとも連載を終わらせたくない何か大人の事情があるのでしょうか?間違いないのは、既に読者は見放しているであろうということ。あと1冊あれば完結できる程度まで物語は進んでいるのだから、さっさと完結させて次の作品に移る方が作者にとっても良さ気な気がするのですが。
 前巻では、モルモット隊とスレイヴ・レイス隊との戦闘が平和に終わり、モルモット隊はニムバス達を追って宇宙へ上がり、ガンダム4号機及び5号機を有するサラブレッド隊との模擬戦闘が始まりました。今巻はこの模擬戦闘の続きからです。
 それでは以下、たいち庸さんの漫画「機動戦士ガンダム外伝 ザ・ブルー・ディスティニー」第9巻のあらすじを記載します。ネタバレ注意です。

 モルモット隊とサラブレッド隊との模擬戦闘は続いています。ビーム兵器を封じられたモルモット隊は、サラブレッド隊のフォルド中尉が乗るガンダム5号機のガトリングガンの攻撃に苦戦します。ユウはガンダムブルーディスティニー3号機でガンダム5号機を引き付け、フィリップのジム・ドミナンス及びサマナのジム・キャノンを先に行かせます。ユウはガンダム5号機を引き付けつつ敵旗艦サラブレッドへ向かい、援護に来たルース中尉のガンダム4号機をも相手にします。この隙にフィリップ及びサマナがサラブレッドへ接近します。フィリップは、ユウを援護するためにガンダム5号機を狙って隕石を蹴り、この隕石はフォルド中尉をかばったルース中尉のガンダム4号機に激突します。この事故で模擬戦闘は中断されます。模擬戦闘は引き分けとなりましたが、ルース中尉はチーム力で完敗を認めます。
 サラブレッド隊と別れたモルモット隊は、ニムバスを追ってジオン軍の支配宙域へ入ります。アルフ大尉はブルー3号機の整備を進めていました。アルフ大尉は、ブルー2号機はサイコミュ受信機能を抑えてリミッターを外した機体であり、ブルー3号機はサイコミュ受信機能が強い機能だとユウに話します。ユウは、ブルーに乗っているときにマリオンという少女の存在を感じる事をアルフ大尉に話します。アルフ大尉は2号機でも同じ現象は起きていると推測し、ユウはニムバスがマリオンの声をなぜ聞こうとしないのかを考えます。ブルーのテストパイロットだったクレア少尉はマリオンが意識を失ってどこかで生きているとユウに話しており、アルフ大尉はEXAMシステムを介してマリオンを起こす事が出来るかもしれないと推測します。
 モルモット隊より先行して偵察隊がサイド5へ向かい、ニムバス及びブルー2号機がいるコロニーを探していました。偵察隊は、廃墟のコロニーからエネルギー反応を検知し、このコロニーへ向かいます。するとルール連邦軍の機体コードを持つギャンから救援を要請する通信が入ります。ギャンのパイロットはジル・ジグラと名乗り、敵基地から脱出して追撃を受けていると言います。偵察隊はジルの救援へむかいますが、ジルのギャンは偵察隊のジム・ドミナンス及びボールを撃墜します。ジルは、1機のボールをあえて逃がします。
 偵察隊が持ち帰った情報は、モルモット隊に届けられます。この情報から、ニムバスの本拠地の位置と、ジルがスパイだったという事実とが判明します。アルフ大尉は、EXAMシステムの研究施設の近くにあるクルスト博士の自宅に、EXAMに関するデータを残してきたとクルスト博士が言っていた事を思い出し、このデータを回収すべきと考えます。これによりモルモット隊は、ブルー2号機の奪還と、クルスト博士のデータ回収とを最終目的とする事が決まります。このため、サマナのジム・キャノンが旗艦ランケアの護衛、フィリップのジム・ドミナンスがアルフ大尉と共にデータ回収、ユウのブルー3号機が敵への強襲及び撹乱を担当する事になります。フィリップは、スパイのジルと恋人同士だった自分を外すべきと言いますが、仲間達はフィリップを信じていました。
 EXAM研究施設があるニムバス大尉達の本拠地のコロニーでは、戦力としてジルが集めた兵士達がモビルスーツの模擬戦闘で賭けをしていました。この行為にトリスタンは怒りますが、ニムバス大尉は兵士達を導くのが騎士だとトリスタンに語ります。
 敵基地のあるコロニー近くまでやってきたモルモット隊の旗艦ランケアからブルー3号機が出撃します。これに対してトリスタンが率いるモビルスーツ部隊が迎撃のために出撃します。圧倒的な力でブルー3号機がザクやドムを撃墜していきます。見かねたトリスタンがゲルググでブルー3号機へ攻撃し、これを見た兵士達はトリスタンに助けられたと思い、トリスタンを援護するように攻撃し始めます。トリスタンは、実力を見せる事で兵士達がついて来る事を知り、兵士達と共に協力してブルー3号機を攻撃します。
 その頃、フィリップのジム・ドミナンス及びアルフ大尉のボールは、敵コロニーへの侵入を果たしていました。コロニー内でフィリップは、ニムバスとジルが乗るジープを発見します。アルフ大尉は、ジープの後をつけて、クルスト博士の私邸を突き止めようと考えます。
 ユウのブルー3号機は、大量の追加武装を装着しており、多くの敵モビルスーツに対して1機で弾切れを起こす事なく対応していました。ドミナンスはゲルググでブルー3号機に接近戦を挑みます。時間稼ぎは十分と判断したユウは、追加武装をパージし、圧倒的なスピードでゲルググを攻撃します。被弾したゲルググは動作不能となり、ブルー3号機はトドメの一撃を放とうとします。しかし、ジオンの兵士達はトリスタンを庇い、トリスタンに勝利の希望を託してブルー3号機へ特攻していきます。
 敵モビルスーツを全滅させたユウに、アルフ大尉からの通信が入ります。アルフ大尉はコロニー内へ入るようユウを促し、何かを言いかけます。それを遮ってニムバスからの通信が入ります。ニムバスは、ユウにマリオンの事を知るべきだと言い、待っていると言います。
 少し前。ニムバス及びジルが乗るジープは、クルスト博士の私邸へやってきます。フィリップ及びアルフ大尉はジム・ドミナンスに乗ってニムバスの前に姿を見せますが、ジルの姿は見えません。ジルはギャンに乗って現れ、フィリップ及びアルフ大尉にユウ・カジマ中尉との会談を要求しました。ブルー3号機と共にやってきたユウは、ブルー3号機を降りてニムバスに対峙します。ニムバスは、ユウ及びアルフ大尉をクルスト博士の私邸へ招き入れ、クルスト博士が残した資料を見せます。しかし資料には、クルスト博士がニュータイプに対する恐怖を綴っただけの価値のないものでした。ニムバスは、EXAMシステムの実験中にマリオンが意識不明に陥った事をユウに話します。ユウは今のマリオンの声が届いていないのかとニムバスに問いますが、ニムバスは答えません。ニムバスは6時間後にブルー同士での一騎打ちを望み、ユウはこれを受けます。

 以上が、たいち庸さんの「機動戦士ガンダム外伝 ザ・ブルー・ディスティニー」第9巻の物語です。
 長く続いた水増し物語がやっと終わり、とうとう最終決戦の目前まで物語が進みました。おそらく次巻で完結でしょう。雑誌ガンダムエースでの連載が順調に進めば、半年後くらいに次巻が発売されるはずですが、・・・これまでの発売ペースを見ると、一年後くらいになりそうな気がします。
 所で、これまで散々馬鹿にしてきた兵士達にトリスタンが救われる展開。少し無理がありませんか?違和感あり過ぎの陳腐な展開でした。あんな上官のために死にたくないですね。
 長かった物語もあと少し。あまり内容に期待はしていませんが、完結は待ち遠しいような気がします。

 

林譲治 「ZEONIC FRONT 機動戦士ガンダム0079」 第2巻

 林譲治さんの小説「ZEONIC FRONT 機動戦士ガンダム0079」第2巻です。全2冊なので、これで完結です。
 第1巻では、ジオン軍の第二次地球降下作戦からオデッサの戦いまで、ジオン軍の「闇夜のフェンリル隊」の活躍が描かれています。時代的に連邦軍がモビルスーツを戦線に投入する以前の物語だったので、ややザク無双な展開でした。しかし、ここからは連邦軍のモビルスーツも敵として登場するはずですし、ラスボスとしてはガンダム6号機が登場するはずで、激戦化が予想されます。
  それでは以下、林譲治さんの「ZEONIC FRONT 機動戦士ガンダム0079」第2巻のあらすじを記載します。ネタバレ注意です。

 オデッサでの戦いは連邦軍が優勢で、司令官であるマ・クベ大佐は宇宙へと脱出してしまいました。マ・クベ大佐はオデッサに残された兵士達に何の指示も残さずに逃げてしまったため、オデッサのジオン軍は混乱に陥っていました。ゲラート少佐を含む各部隊の指揮官が話し合って臨時の司令官を決めて連邦軍との戦闘を継続しますが、ジオン軍の敗色は濃厚でした。ゲラート少佐達は、オデッサからの撤退を決定し、黒海にいるユーコン級潜水艦を利用する事になります。フェンリル隊は、友軍が撤退する際に通るドニエプル川の橋を連邦軍の攻撃から死守する任務を行う事になります。
 エイガー少尉は、敵の「闇夜のフェンリル隊」とオデッサでの再戦を望みますが、ジャブローへの移動命令が与えられます。
 フェンリル隊は、撤退するジオン軍の最後尾で連邦軍との戦闘を行っていました。敵は戦車部隊ですが、その数は膨大です。フェンリル隊は、地雷などを利用して、少しでも長く撤退の時間を稼ぎます。友軍がドニエプル川の橋を渡り終え、最後にフェンリル隊が橋を渡ろうとしたとき、連邦軍の爆撃機が現れて橋を破壊します。フェンリル隊のモビルスーツは汎用機ですが水中で活動する事は出来ないため、橋を破壊されてパイロット達はモビルスーツを捨てる覚悟をします。しかし、ユーコン級潜水艦が直接迎えに現れ、フェンリル隊はモビルスーツと共にオデッサから撤退する事ができました。
 オデッサから撤退したフェンリル隊に、2人の女性パイロットが加入します。ソフィ・フラン少尉及びサンドラ少尉です。2人はオデッサの生き残りで、元の所属部隊は既になかったため、フェンリル隊に編入されました。フェンリル隊を乗せた潜水艦は、以前にフェンリル隊が占領した北米キャリフォルニアベースの潜水艦基地へ戻って来ます。ジオン軍は連邦軍の本拠地であるジャブローの攻撃を計画しており、フェンリル隊もジャブロー攻撃の作戦に参加する事になります。フェンリル隊は本隊の総攻撃に先駆けて、ジャブローの地下基地への入口を探索する任務が与えられます。
 フェンリル隊はユーコン級潜水艦でジャブローへ向かい、9機のモビルスーツを3機一組に分けて探索を開始します。ジャブローには連邦軍のモビルスーツが配備されており、ニッキ少尉、シャルロッテ少尉及びスワガー曹長はパトロール中の2機の連邦軍モビルスーツに遭遇します。連邦軍のモビルスーツはザクと同等かそれ以上の性能を有していそうでしたが、パイロットの腕は未熟で、ニッキ少尉達は2機の連邦軍モビルスーツを撃破します。ル・ローア少尉、マット軍曹及びレンチェフ少尉達もパトロール中の2機の連邦軍モビルスーツに遭遇しますが、これはレンチェフ少尉が1人手倒してしまいます。
 ジャブローでガンダム6号機の開発を行っていたエイガー少尉に、パトロール中のジムがジオン軍のモビルスーツに撃破された事が知らされます。エイガー少尉は、連邦軍のモビルスーツパイロットの技量が低い事を痛感します。
 キャリフォルニアベースに、ジャブロー攻撃のためのモビルスーツやガウ攻撃空母等が集まっていました。しかしその数は想定より少なく、ジオン軍の内情が苦しい事を物語っていました。フェンリル隊の前回の任務でジャブローへの入口はいくつか判明していましたが、司令部の位置は掴めていませんでした。ただし司令部の位置に関していくつかの候補は挙がっており、フェンリル隊はそれらの候補地の1つを攻撃する任務が与えられます。そしてジャブロー攻撃作戦が始まり、フェンリル隊はガウ攻撃空母でジャブローへ向かいます。ニッキ少尉、シャルロッテ少尉及びスワガー曹長の3機のザクは、ガウ攻撃空母から降下して、発見していたジャブローの入口の1つから内部へと侵入します。
 エイガー少尉達はジャブローの地下研究施設でガンダム6号機の開発を行ってきましたが、ジオン軍によるジャブロー攻撃が開始された時点で未完成の状態でした。そして近くの入口から3機のザクが侵入し、研究施設へ近付いています。研究施設には6機のジムがありましたが、既に2機はザクに倒されています。エイガー少尉は、未完成状態のガンダム6号機で出撃する事を決意します。
 ジャブロー内部へ侵入したニッキ少尉達は、合計6機のジムを倒し、宇宙船ドックに出ます。宇宙船ドックには木馬と同型の新鋭艦もありましたが、まだ稼働してはいないようでした。ニッキ少尉達はこの戦艦を破壊しようと攻撃を行います。そこへ、二門の巨砲を搭載した連邦軍の新型モビルスーツ、ガンダム6号機が現れます。重量級モビルスーツのガンダム6号機は、大出力のパワーユニットが搭載されていましたが、その冷却機構が未完成という問題を抱えていました。ニッキ少尉達は3機のザク無双でガンダム6号機に対します。ザクの武器では重装甲のガンダム6号機にダメージを与える事は難しいですが、ベテランパイロットの域に達しているニッキ少尉達のザクをガンダム6号機が倒す事も容易ではありません。ニッキ少尉達の攻撃で炎上した木馬型新鋭艦の熱でガンダム6号機はオーバーヒートして動きを止めます。しかしザクの武装も尽き、ちょうどゲラート少佐からの撤退命令も出た事から、ニッキ少尉達はガンダム6号機にトドメをさす事が出来ずに撤退します。
 ジオン軍によるジャブロー攻撃作戦は失敗に終わりました。キャリフォルニアベースへ戻った闇夜のフェンリル隊は、連邦軍によるキャリフォルニアベース攻撃に備えて、メキシコ湾岸の索敵任務が与えられます。フェンリル隊は、丘陵地帯の盆地にミノフスキー粒子を大量に散布して隠れている連邦軍の部隊を発見します。海を渡ってやってくる連邦軍の本隊が上陸する際に、ジオン軍の基地への攻撃を行うための部隊と推測されました。フェンリル隊は、連邦軍の上陸作戦が始まるギリギリまで待ち、上陸作戦が始まる寸前にこの部隊を攻撃して倒します。ジオン軍の基地は、上陸しようとしている連邦軍へのミサイル攻撃を行います。
 ジオン軍のミサイル攻撃で連邦軍の上陸部隊の第1次船団は大きな被害を受け、上陸のスケジュールに大幅の遅れが発生します。エイガー少尉及びガンダム6号機は、第2次船団に含まれており、被害はありませんでしたが、海上で長時間にわたって待機させられる羽目になります。
 連邦軍の総攻撃を前に、キャリフォルニアベースのジオン軍ではHLVによる脱出が進められていました。闇夜のフェンリル隊は、HLVによる脱出が完了する最後まで基地の防衛にあたる事になります。しかしそれは、自分達は脱出出来なくなる可能性が高い任務でした。ゲラート少佐は、フェンリル隊のパイロット及び整備士達から志願者を募り、志願者のみでこの作戦を実行する事にしますが、全員が志願します。キャリフォルニアベースからの脱出はHLVによるものの他に、潜水艦でのアフリカ又はオーストラリア等への脱出も行われていましたが、HLVに乗る事が出来なかった兵士達の中には早々に連邦軍へ投降する者もおり、ジオン軍の士気は下がる一方でした。その中で、自ら残る事を志願したフェンリル隊の士気は高く、キャリフォルニアベースに残された人々の頼みの綱となっていました。フェンリル隊は、直接的なHLVの護衛は他の部隊に任せ、キャリフォルニアベースのHLV発射基地の周辺を攻撃する連邦軍部隊の司令部のビッグトレーを破壊してHLV打ち上げの時間を稼ぐことになります。全てのHLVの打ち上げ完了後、フェンリル隊は、ユーコン級潜水艦が待つ軍港へ向かい、潜水艦でキャリフォルニアベースから脱出する予定になっていました。
 作戦が開始され、フェンリル隊の9機のモビルスーツは、ビッグトレー及び護衛の5機のジムを破壊する事に成功し、撤退の準備にかかります。そこへ、パトロール中の2機のジムが現れ、レンチェフ少尉がこれを倒そうとしたとき、どこからかの攻撃でレンチェフ少尉のグフが破壊されます。ただしグフのコクピットまでは破壊されておらず、レンチェフ少尉は破壊されたグフから脱出します。2機のジムは、ル・ローア少尉のザクが破壊します。
 少し前。エイガー少尉は、フェンリル隊の目撃情報を得ます。更に司令部との通信が出来なくなった事から、フェンリル隊が司令部を破壊したものと推測されました。エイガー少尉は、整備が終わったガンダム6号機で出撃し、フェンリル隊との決戦上へ向かいました。
 グフを倒した連邦軍のモビルスーツは、ガンダム6号機でした。ニッキ少尉は、ジャブローでのガンダム6号機との戦いの経験を仲間達に伝えます。フェンリル隊の8機のモビルスーツ対ガンダム6号機の戦いが始まります。ニッキ少尉、ル・ローア少尉及びマット軍曹の3人は、連係攻撃でガンダム6号機の足下の崖を崩し、転倒したガンダム6号機を攻撃しますが、僅かにダメージを与えた程度で反撃を受け、ル・ローア少尉及びマット軍曹のザクが破壊されます。幸いに、2人はザクから無事に脱出する事ができました。
 ガンダム6号機との戦闘の様子をモニタしていたゲラート少佐は、整備班が所有する旧ザクで自分が出撃する決意をします。整備班のミガキ班長は、以前に戦車部隊の砲撃で破壊された旧ザクを修理し、更には戦闘可能なようカスタマイズしていました。
 ガンダム6号機は、ニッキ少尉のザクを追撃していましたが、どこからかの攻撃を受けて右肩の火砲が破壊されます。新たに現れた旧ザクの肩に固定されたバズーカの攻撃でした。ガンダム6号機は接近する旧ザクに対してビームサーベルで攻撃しようとします。しかし旧ザクは煙幕弾で周辺に煙幕を張り、姿を隠します。旧ザクにはミガキ班長が高性能な音響センサを搭載させており、ゲラート少佐は煙幕の中でガンダム6号機のおよその位置を把握する事ができました。ゲラート少佐は、ガンダム6号機を旧ザクに接近するようおびき寄せ、バズーカの全弾をガンダム6号機へ打ち込んでパワーユニットを破壊します。その後、HLVの打ち上げが完了し、フェンリル隊は戦場から撤退して潜水艦が待つドッグへ向かいます。ドッグでは潜水艦がフェンリル隊の到着を待っていました。フェンリル隊は、3機のモビルスーツを破壊し、潜水艦に搭載可能な3機のモビルスーツと共に潜水艦へ乗り込み、キャリフォルニアベースから脱出します。
 その後、闇夜のフェンリル隊は、北アフリカのリビア砂漠に現れます。エイガー少尉は、フェンリル隊を追って北アフリカへ向かいます。エイガー少尉が北アフリカへ到着したときには、ア・バオア・クーを落とされたジオン軍が降伏して一年戦争が集結していました。北アフリカの連邦軍は、フェンリル隊を含むジオン軍の兵士達の拠点を突き止めており、戦争が終わった事を告げて投降を呼びかけましたが、兵士達はこれを信用せず、抗戦の構えを解きません。エイガー少尉は、戦争終結を告げる軍使として、非武装のヘリに乗ってフェンリル隊の元へ向かいます。

 以上が、林譲治さんの小説「ZEONIC FRONT 機動戦士ガンダム0079」の物語です。
 第1巻はモビルスーツを持たない連邦軍との戦いばかりでザク無双な展開でしたが、第2巻は連邦軍のモビルスーツが敵として登場し、戦闘の緊迫感が増しています。特にガンダム6号機はザクよりも圧倒的に性能が高いため、強大な敵となっています。とは言っても、モビルスーツの操縦技術や運用技術の差で、敵がジムであるばフェンリル隊が圧倒的に強い状況には変わりなく、ガンダム6号機も期待したほどの凶悪なボスキャラを演じてはくれませんでしたが。
 ガンダム6号機のパイロットであるエイガー少尉は、物語の中では優秀な人材として連邦軍内で扱われていましたが、本当に優秀なのか疑問な人物でした。初戦で旧ザクを戦車部隊で撃破した功績は認めるとしても、その後はフェンリル隊に負け続けています。何だか、優秀なはずの赤い彗星シャアが木馬に負け続ける、エリート部隊ティターンズのジェリドがアーガマに負け続ける、というような敵キャラの宿命を背負わされた不憫なキャラでした。
 林譲治さんのガンダム作品を2つ読み終えましたが、共通しているのは、死人が出ないことでしょうか。ホワイト・ディンゴ隊も闇夜のフェンリル隊も、誰一人欠ける事なく終戦を迎えています。フェンリル隊は9人もパイロットがいて全員が生き残っており、ガンダム作品としては驚異の生存率ではないでしょうか。レンチェフ少尉なんか、いかにも死にそうなキャラだったのですが。通常のガンダム作品だったら、ジャブローでの未完成版ガンダム6号機との戦いで1人くらい死亡し、完成版ガンダム6号機との戦いで2~3人死亡してもおかしくはないと思います。林譲治さんが死人を出すのが嫌いなのか、ゲームとの絡みで上からの要望があったのか。
 また2つの作品に共通しているのは、敵味方のキャラクタが登場し、戦いを繰り返した後に、敵味方の枠を超えて仲間意識を持つに至るという点。この点については、あまり共感できない部分です。スポーツ作品なら違和感ないのですが、あくまで戦争を扱う作品なわけで、仲間や部下達を失いながら、こんなにお互いが理解し合えるでしょうか?これこそが、ニュータイプの理解し合う能力な気もします。
 林譲治さんはガンダム以外に多くの戦記物の作品を執筆されているようですが、本当は争うことが嫌いな優しい方なのかもしれません。林譲治さんのガンダム作品はまだいくつか残っているので、読破したいと思っています。

 

林譲治 「ZEONIC FRONT 機動戦士ガンダム0079」 第1巻

 林譲治さんの「ZEONIC FRONT 機動戦士ガンダム0079」は、プレイステーション2用のゲーム「ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079」を小説化した作品です。角川スニーカー文庫から全2巻で発売されており、第1巻は2001年8月に発売されています。ゲームの発売が2001年9月なので、ゲームより先に小説版が発売されているようです。
 林譲治さんは、これ以前にも「機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…」のゲームを小説化した実績があり、私もその実力は確認済みです。またこの「ジオニックフロント」には、私が製作開始したプラモデル「ガンダム6号機」が登場する作品でもあります。もはやこの小説には期待感しかありません。
 なお「ジオニックフロント」についてですが、現在までに発売されている作品はゲームとこの小説との2つのみ。「ガンダム6号機」及び「闇夜のフェンリル隊」等のそこそこ知名度があるキーワードが登場する割には、不遇の扱いを受けている作品です。ゲームが売れなかったのかもしれません。未だに漫画化はされていないので、そのうちに雑誌ガンダムエースで漫画化される可能性はありそうです。
 それでは以下、林譲治さんの「ZEONIC FRONT 機動戦士ガンダム0079」第1巻のあらすじを記載します。ネタバレ注意です。

 宇宙世紀0079年2月7日にジオン軍による地球降下作戦が行われ、3月11日には第二次降下作戦が行われようとしています。その前日である3月10日、ジオン軍の1機のHLVが密かに地球へ降下していました。このHLVには、ジオン軍の「闇夜のフェンリル隊」が搭乗しています。闇夜のフェンリル隊は、隊長のゲラート・シュマイザー少佐と、モビルスーツパイロットのル・ローア少尉、ニッキ・ロベルト少尉、シャルロッテ・ヘーブナー少尉及びマット・オースティン軍曹の4人とで構成されています。ゲラート少佐は元パイロットでしたが、今では指揮官を務めています。ニッキ少尉及びシャルロッテ少尉は新米で、今回の作戦が初陣となります。パイロットは4人ですが、ザクは3機しか間に合わず、この作戦ではシャルロッテがオペレータを務める事になっていました。
 同じ頃。地球の北米にある連邦軍の航空基地では、エイガー少尉が六一式戦車の部隊を訓練していました。エイガー少尉は、モビルスーツの開発者及びパイロットでしたが、砲術のスペシャリストでもあり、開戦後はニューギニアの防空基地に配属されていました。ジオン軍は地球にコロニーを落下させる作戦の前にニューギニア防空基地を強襲して壊滅させました。このときにエイガー少尉は、対空火器でジオン軍のザクに対して最後まで抵抗し、仲間達の脱出の時間を稼ぎます。そしてエイガー少尉及びその部下達は、砲台に爆薬を仕掛けて自爆させ、2機の輸送機で基地から脱出しようとします。敵部隊は砲台の爆発に巻き込まれますが、1機の旧ザクは爆発を避け、脱出途中の輸送機の1機を撃ち落とします。エイガー少尉は、もう一方の輸送機に乗っていたため助かります。エイガー少尉は、このときの旧ザクに描かれていた狼のパーソナルマークを今でも覚えていました。輸送機はニューギニアの防空基地へ逃げ込み、エイガー少尉はこの基地の司令官に頼まれて戦車部隊の訓練の教官を期限付きで引き受けていました。
 闇夜のフェンリル隊の任務は、第二次降下作戦に先立って、連邦軍の航空基地を制圧する事でした。難しい任務ではありませんが、ゲラート少佐は以前にモビルスーツパイロットとしてニューギニア防空基地の制圧任務に参加した際に、防空基地の砲台が最後まで抵抗を続けて自軍に大きな損害を与えた記憶がありました。この戦闘の際に受けた傷でゲラート少佐は視力障害が残り、モビルスーツパイロットを退く事になっています。フェンリル隊は3機のザクで連邦軍の航空基地を制圧する事になっています。なお、フェンリル隊が乗るHLVには、フェンリル隊以外にも、制圧後の航空基地の補修等を行う工作隊が乗っており、工作隊は旧ザクを1機保有しています。自機の到着が遅れているシャルロッテはこの旧ザクで出撃する事を主張しますが、工作隊は自衛及び作業用にモビルスーツが必要であり、却下されます。そしてHLVは地球へ降下し、3機のザクが出撃し、フェンリル隊の作戦が開始されます。
 エイガー少尉は、航空基地から離れた場所で訓練を行っていました。訓練中にエイガー少尉は、林の中に旧ザクがいるのを発見します。この旧ザクは、フェンリル隊に同行している工作隊のもので、フェンリル隊の作戦の邪魔にならないように離れた場所で身を隠していました。エイガー少尉は、12台の戦車で旧ザクに対して一斉攻撃を行い、旧ザクを倒す事に成功します。戦車でモビルスーツを倒した事に兵士達は自信を付け、エイガー少尉の株が上がります。しかし基地の司令部から、狼のマークを付けた3機のザクが基地を攻撃していると通信が入ります。エイガー少尉達の戦車部隊は、3機のザクを倒すべく、基地へと引き返します。
 出撃した3機のザクに対して、連邦軍の陸上戦艦ビッグ・トレーが迎え撃ちます。初陣のニッキ少尉は、ザクを跳躍させてビッグ・トレーを飛び越えるという無茶をしますが、ビギナーズラックでビッグ・トレーを撃破します。ビッグ・トレーを撃破された航空基地の司令官は、フェンリル隊に降伏します。こうしてフェンリル隊の作戦を成功します。エイガー少尉達の戦車部隊が航空基地に戻る途中、基地の司令官が降伏していました。戦車部隊の兵士達は降伏をよしとせず、エイガー少尉と共に航空基地を離れます。
 航空基地を制圧した闇夜のフェンリル隊は、鹵獲したホバートラックを移動司令部として使う事にします。今回の作戦の結果を分析したゲラート少佐は、旧ザクを倒した戦車部隊の実力を今後の脅威となり得ると考えます。第二次降下作戦を完了したジオン軍は、連邦軍のキャリフォルニアベースへの侵攻作戦を開始し、フェンリル隊には侵攻作戦の支援が命じられます。フェンリル隊は、連邦軍の通信施設を破壊する事で本隊の支援を行います。シャルロッテのザクの補充は間に合わず、フェンリル隊は前回と同じく3機のザクで出撃します。通信施設の周辺には多くの地雷が設置されており、地雷が設置されていない場所は戦車部隊が待ち構えています。ニッキ少尉は、地雷が設置されていない地点を選んでザクを数回跳躍させ、一気に戦車部隊の背後に回り込み、これを全滅させます。その後、フェンリル隊は通信施設の破壊を完了します。
 キャリフォルニアベースにいたエイガー少尉達は、基地かジオン軍による攻撃を受けている中で、ヨーロッパ方面への移動を命じられます。エイガー少尉はジオン軍と交戦する覚悟でしたが、司令部はキャリフォルニアベースからの撤退を決めたようでした。エイガー少尉達は、潜水艦てキャリフォルニアベースから脱出する事になります。
 闇夜のフェンリル隊に、シャルロッテ少尉用の1機のザクが配備されます。フェンリル隊の前回の任務で通信施設の近くに地下施設への入口が発見され、潜水艦ドッグへと通じている可能性がある事が判明します。フェンリル隊にはこの潜水艦ドッグの占領任務が与えられ、発電所を破壊して潜水艦ドッグを制圧する作戦が決定されます。ル・ローア少尉及びマット軍曹が先行して潜水艦ドッグへ向かい、ニッキ少尉及びシャルロッテ少尉が発電所を破壊する役割分担となります。そして作戦が開始され、ニッキ少尉及びシャルロッテ少尉は発電所の破壊に成功し、ル・ローア少尉及びマット軍曹は潜水艦ドッグで停泊中の潜水艦を発見します。
 この潜水艦には、キャリフォルニアベースからの脱出を命じられたエイガー少尉及びその部下達が乗り込んでいました。ジオン軍のザクが発電所を破壊した事で、潜水艦ドッグと海底との間にあるゲートが開かず、潜水艦は発進出来ずにいました。エイガー少尉は潜水艦の魚雷を改造して威力を下げ、この魚雷でゲートを破壊して潜水艦は間一髪で潜水艦ドッグからの逃走に成功します。その後、エイガー少尉は、潜水艦ドッグを襲ったザクに狼のマークが記されていた事を知ります。
 闇夜のフェンリル隊は、オデッサ地区のマ・クベ大佐からの要請を受けて、アメリカ大陸からアフリカ大陸のゴビ砂漠へ移動する事になります。アメリカ大陸から潜水艦で移動し、アフリカ大陸に到着後は大型トレーラー・サムソンで移動します。フェンリル隊には、新たにパイロットのリィ・スワガー曹長及びザク1機の補充があります。
 フェンリル隊が目的地まであと1日の距離まで来たときに戦況が変わります。目的地だった補給基地が連邦軍の急襲を受けて一部の施設を占領され、フェンリル隊は補給基地の奪還と敵司令部の破壊とを行う事になります。未確認ながら敵はモビルスーツを有しているとの情報もありました。ル・ローア少尉及びマット軍曹が補給基地の奪還、ニッキ少尉、シャルロッテ少尉及びスワガー曹長が敵司令部の破壊を行う事になります。作戦が開始され、ニッキ少尉達は連邦軍の移動司令部及びそれを守っていたガンキャノンの破壊に成功し、補給基地も無事に奪還されます。
 ヨーロッパ方面へ着任したエイガー少尉は、ゴビ砂漠で行われた戦闘の資料を見せられます。エイガー少尉は、移動司令部の機動力とガンキャノンの火力とを全く生かせていない事を指摘します。ヨーロッパ方面の司令官は、モビルスーツ開発に就く予定だったエイガー少尉に戦車部隊の指揮を任せたいと頼みます。エイガー少尉は、移動司令部及びガンキャノンを倒したジオン軍のザクに狼のマークが記されていた事を知り、戦車部隊の指揮を引き受けます。
 補給基地を奪還した後、フェンリル隊は輸送機でマ・クベ大佐の鉱山基地の近くにある仮設基地へ移動します。基地には多くの部隊が集められており、ゲラート少佐は知り合いのタチ中尉に出会います。タチ中尉は、ゲラート少佐の友人でもあるランバ・ラル大尉の部下でした。タチ中尉は、ランバ・ラル大尉が連邦軍の「木馬」との戦いで戦士した事をゲラート少佐に伝えます。そしてマ・クベ大佐からフェンリル隊に与えられた任務は、木馬の探索任務でした。木馬の予想進路は3つあり、フェンリル隊はその1つの探索を任されます。しかし部隊配置には不自然に手薄な部分があり、マ・クベ大佐は木馬を誘導する罠を張っているとゲラート少佐は考えます。ゲラート少佐は、自分達に割り当てられた探索経路と、マ・クベ大佐が木馬を誘導しようとしている経路との交差地点に、フェンリル隊のザクを待機させて待ち伏せします。しばらくすると、フェンリル隊の頭上を木馬が通過していきます。フェンリル隊は木馬への攻撃は行わず、司令部に木馬発見を報告して撤退します。
 エイガー少尉は、オデッサ方面の自走砲大隊の指揮官に任命されます。自走砲が48台、人員が約1000人の大部隊でした。ただし、兵士の1/3は初陣という新米です。エイガー少尉は、これらの戦力でジオン軍のモビルスーツに対抗する策を考えます。
 オデッサでの連邦軍との決戦を前に、闇夜のフェンリル隊にパイロットが2名補充されます。レンチェフ少尉は、腕は立つけれど問題行動の多いバンダイで、愛機のグフと共にフェンリル隊へ配属されます。マニング軍曹は、ゴビ砂漠でフェンリル隊に救出され、本人の希望でフェンリル隊に配属されました。マニング軍曹のモビルスーツは補充されませんでしたが、フェンリル隊の整備班長ミガキはマニング軍曹を救出した際に回収した4機のザクの残骸から1機のザクをリストアしていました。
 フェンリル隊は鉱山基地の左翼で友軍に損害を与えている連邦軍の自走砲部隊を撃破する任務が与えられます。敵部隊は近くの丘の上に観測基地を持ち、この観測結果を用いて正確な遠隔射撃を行っています。ゲラート少佐は、敵中央の丘の北側にある丘を占領して観測所を設け、後方の敵主力への砲撃を行う事を決めます。ル・ローア少尉及びマット軍曹が敵中央への攻撃を行い、ニッキ少尉、シャルロッテ少尉及びスワガー曹長が北の丘を占領し、残りのレンチェフ少尉及びマニング軍曹は臨機応変に支援を行うという配置です。作戦が開始され、ニッキ少尉達のザクが北の丘へ向かいますが、北の丘にはモビルスーツの接近を感知して弾頭を発射する罠が仕掛けられていました。ニッキ少尉の機転で罠を回避し、北の丘の占領が完了します。
 エイガー少尉の部下のサカキ軍曹は、北の丘に設置した罠が予想より早く解除された事を知り、自分に任された2小隊を北の丘へ向かわせようとします。しかしそこに敵のグフが現れ、サカキ軍曹の部隊は壊滅します。破壊された自走砲からサカキ軍曹を含む兵士達が脱出しますが、グフは生身の兵士達をマシンガンで攻撃します。
 北の丘を確保した事でフェンリル隊が優勢となり、自走砲部隊は撤退します。フェンリル隊は追撃しようとしますが、司令部から移動命令が与えられます。移動地点は不自然な場所でしたが、フェンリル隊は命令に従って移動します。後で判明しますが、この不自然な移動命令は、マ・クベ大佐が基地から脱出するためのものてした。
 戦闘には負けたものの、追撃されなかった事で無事に脱出できたエイガー少尉は、サカキ軍曹を含む部下達の死を知り、狼のマークを付けたジオン軍のモビルスーツ部隊との戦いを決意します。

 以上が、林譲治さんの「ZEONIC FRONT 機動戦士ガンダム0079」第1巻の物語です。
 ジオン軍の第二次降下作戦からオデッサでの戦いまでが描かれました。流石の林譲治さんで、渋い重厚なガンダムの物語が堪能できました。面白かったです。
 面白かったです・・・が、物凄く地味な物語でした。主人公側の戦力が複数のザクなのに対して、敵側の戦力がほぼ戦車。かろうじてガンキャノンが1機登場しましたが、多勢に無勢で瞬殺されていました。連邦軍がモビルスーツを投入する前の物語なので、リアルと言えばリアルなのですが、地味でした。当然、この戦力差だとザク無双なわけで、フェンリル隊が強いのか、連邦軍が弱いのかよく分かりません。この作品はゲームを小説化したものなわけですが、ゲームもザクで戦車を潰すような内容だったのでしょうか。そんなゲーム面白いかな?
 地味でしたが、面白かったのは間違いありません。フェンリル隊がホワイトベースとニアミスしたり、ランバ・ラルや黒い三連星がホワイトベースの部隊に倒されたという情報がさり気なく入ったり、ガンダムファンが喜ぶ要素も程良く配置されていました。ガンダムの歴史からみて、今後は連邦軍のモビルスーツも登場するでしょうし、ラスボスにはガンダム6号機も登場するはずです。2巻の物語に期待が膨らみます。


才谷ウメタロウ 「機動戦士ガンダム GROUND ZERO コロニーの落ちた地で」 第4巻

 才谷ウメタロウさんの「機動戦士ガンダム GROUN ZERO コロニーの落ちた地で」第4巻は、2020年10月に発売されています。この作品は、この第4巻で完結です。
 前巻では、オーストラリアのジオン軍による作戦「月の階段」が発動されました。物語の舞台はヒューエンデンのHLV発射基地に移ります。ホワイト・ディンゴ隊との戦いに敗れてモビルスーツを失ったジオン軍の特殊部隊マッチモニードは、ヒューエンデン基地を乗っ取って、HLVによる宇宙への脱出を企んでいます。ホワイト・ディンゴ隊もヒューエンデンへ向かっています。最終決戦の始まりです。
 それでは以下、才谷ウメタロウさんの「機動戦士ガンダム GROUN ZERO コロニーの落ちた地で」第4巻のあらすじを記載します。ネタバレ注意です。

 ジオン軍の「荒野の迅雷」ことドナヒュー中尉の部隊は、ヒューエンデン基地にやってきてすぐ、ユライヤ中佐から新たな出撃命令を受けます。出撃命令は、基地の2ヶ所の防衛任務でした。ドナヒュー中尉は、部隊を二手に分けて出撃します。ドナヒュー中尉の機体はゲルググです。ドナヒュー中尉の部隊が出撃した後、二手に別れたマッチモニードの部隊の一方が基地への侵入を果たし、HLVを目指します。
 ホワイト・ディンゴ隊は、3機のジム・スナイパー2とオアシスとでヒューエンデン基地を目指していました。ホワイト・ディンゴ隊の接近を感知したヒューエンデン基地では、ドナヒュー中尉の部隊のモビルスーツ6機が迎撃に向かっていました。ユライヤ中佐の部下のアリソン大尉は、増援のために制圧機動兵器ライノサラスを使うことを提案します。ライノサラスは、連邦軍のバストライナー砲利用して作られた試作モビルアーマーですが、冷却に問題があり、オーバーヒートの恐れがありましたが、今日一日だけもてば十分です。ライノサラスにはグロック大尉が搭乗を望みます。
 ホワイト・ディンゴ隊はドナヒュー中尉の部隊のグフ6機と遭遇し、戦闘になります。レイヤー中尉は、敵が精鋭部隊であると判断し、地形を利用した作戦で敵を撃退します。しかしギリギリの勝利でした。
 ヒューエンデン基地には3機のHLVがあり、そのうちの1機が打ち上げられます。マイクのジム・スナイパー2が狙撃を試みましたが、攻撃は逸れてHLVは宇宙へ脱出します。レイヤー中尉は、このHLVにアスタロスが載せられていなかったと信じ、残り2機のHLVの破壊を目指します。
 ヒューエンデン基地の管制室では、1機目のHLVの打ち上げ成功に湧いていました。そこへ、マッチモニードのニアーライト少佐が率いる部隊が現れ、スタッフを皆殺しにして管制室を占拠します。同じ頃、マッチモニードのタイソン大尉が率いる部隊は、1機のHLVを占拠していました。
 ドナヒュー中尉の元にユライヤ中佐から別働隊が連邦軍の部隊に全滅させられたと連絡があります。ドナヒュー中尉は、相手がホワイト・ディンゴ隊だと推測します。ドナヒュー中尉は、残る部隊を2つに分けて、ホワイト・ディンゴ隊が現れた場所へ向かいます。
 ホワイト・ディンゴ隊は、大型モビルアーマーの接近を感知していました。レオンは、戦争初期に連邦軍がバストライナー砲を紛失したという事実を思い出します。レイヤー中尉は、アニタにバストライナー砲のデータを検索させ、対策を練ります。そしてホワイト・ディンゴ隊の前に、バストライナー砲を搭載した大型モビルアーマー・ライノサラスが現れます。ライノサラスにはグロック大尉と部下達が乗り込んでいましたが、グロック大尉は部下達にライノサラスから降りて脱出するよう命じます。現れたライノサラスを分析したアニタは、後方が死角だと推測します。レイヤー中尉達は、敵の背後をついてライノサラスを倒します。
 マッチモニードが占拠している管制室に、ユライヤ中佐からの通信が入ります。少し前に、ジョコンダ少尉及びティナ軍曹がマッチモニードによる管制室の占拠に気付き、ユライヤ中佐に連絡していました。ニアーライト少佐はここからHLVを爆破する事も出来るとユライヤ中佐を脅しますが、ユライヤ中佐は相手にせず、管制室への電力供給を絶ちます。ニアーライト少佐は、HLVを占拠したタイソン大尉に手動での打ち上げを命じます。ユライヤ中佐は、管制室及びHLVがマッチモニードに占拠された事をドナヒュー中尉に伝えます。ドナヒュー中尉は、ホワイト・ディンゴ隊をHLVまで誘導し、HLVを爆破してホワイト・ディンゴ隊を巻き込む作戦を考えます。
 ホワイト・ディンゴ隊の前に、1機のゲルググ及び2機のグフの部隊が現れます。荒野の迅雷ことドナヒュー中尉の部隊です。ホワイト・ディンゴ隊にとってゲルググは未知の相手です。ドナヒュー中尉が乗るゲルググは、ビームライフルでマイクのジム・スナイパー2の片腕を吹き飛ばします。ビームライフルを持つ相手は初めてでしたが、ゲルググのビームライフルは連射できないようです。そして荒野の迅雷の部隊は後退していきます。どうやら敵はホワイト・ディンゴ隊をHLV発射台へと誘導しているようでした。ホワイト・ディンゴ隊は敵の誘いに乗り、HLV発射台までやってきます。レイヤー中尉は、自分が撃墜される事を覚悟で飛び上がり、HLVにマシンガンの全弾を打ち込んで破壊します。レイヤー中尉は、荒野の迅雷からの反撃を予測していましたが、何故か荒野の迅雷は反撃する事なく、レイヤー中尉を傍観していました。
 しかしHLVはもう1機残っており、この1機がタイソン大尉に占拠されたHLV、即ちアスタロスが積み込まれたHLVでした。最後のHLVが打ち上げられ、ニアーライト少佐は勝ち誇ります。しかしマイクのジム・スナイパー2がスナイパーライフルでHLVを狙撃し、HLVは空中で爆発します。レイヤー中尉の前に現れたゲルググは、ビームライフルで管制室を破壊します。
 ドナヒュー中尉のゲルググはビームナギナタを構えてレイヤー中尉のジム・スナイパー2に一騎打ちを挑みます。レオン及びマイクは援護を忘れて2人の闘いを見守ります。2人が戦っている間に、2機のグフは逃走し、基地からは大量の輸送機が飛び立って行きます。ドナヒュー中尉は闘いの途中でゲルググの攻撃を止め、ジム・スナイパー2のビームサーベルがゲルググを貫きます。ドナヒュー中尉は、友軍の脱出のための時間稼ぎをして死ぬつもりでした。ゲルググは動きを止めます。その直後、地球連邦軍とジオン共和国との間に終戦協定が結ばれたと放送が入ります。この放送があと少し早ければ、ドナヒュー中尉は死ななくて済んだかもしれません。
 その後、HLVの残骸と破壊された管制室の調査により、生物環境兵器アスタロスが全て処分された事が確認されました。
 ウォルター大佐、摩耶、エイドリアン等々を含むジオン軍の生き残り達は、海岸でユライヤ中佐が用意した船に乗り、アフリカ大陸へと脱出します。この脱出計画が「月の階段」計画であり、HLV打ち上げは陽動のために行われたものでした。
 オリヴィア博士は、元ジオン軍基地のブルームへやってきます。基地にジオン兵は1人もおらず、オリヴィア博士はここで少しずつ回復している自然を確認し、オーストラリアが生まれ変わろうとしている事を感じます。

 以上が、才谷ウメタロウさんの「機動戦士ガンダム GROUN ZERO コロニーの落ちた地で」第4巻の物語です。
 概ね小説版と同じ内容でした。単行本が全4巻とほどほどの量で、変に物語を水増しする事もなく、好感が持てる作品でした。水増し水増しだらけのブルーディスティニーの漫画はガッカリでしたからね。ガンダムが登場しないガンダム作品という事で、やや地味ではありましたが、逆にこの地味さが好きです。
 結局、漫画オリジナルのオリヴィア博士が活躍する事はありませんでした。無理矢理に恋愛要素を突っ込んで来るかと心配しましたが、そんな事にはなりませんでした。でも、やっぱり何の活躍しないのも期待外れではあり・・・。やはり、登場させなくていい、登場させない方がいいキャラクタだったように思えます。
 この作品に登場するジム・スナイパー2はもうプラモデルを作ったので、ホワイト・ディンゴ隊カラーのジム&ガンキャノンを並べるのもいいなと思いますが、両方とも我が家の未組立プラモデルのストックにありませんでした。またいつか、かな。

 

才谷ウメタロウ 「機動戦士ガンダム GROUND ZERO コロニーの落ちた地で」 第3巻

 才谷ウメタロウさんの「機動戦士ガンダム GROUN ZERO コロニーの落ちた地で」第3巻は、2020年1月に発売されています。
 前巻では、とうとうマッチモニード及びアスタロスが登場し、オリヴィア博士がアスタロスの開発チームにいた人物だったという秘密が明かされました。影の薄いオリヴィア博士が活躍する時がとうとうやってくるかもしれません。
 それでは以下、才谷ウメタロウさんの「機動戦士ガンダム GROUN ZERO コロニーの落ちた地で」第3巻のあらすじを記載します。ネタバレ注意です。

 オリヴィア博士は、キャリフォルニアの研究施設に所属しており、ジオン軍がキャリフォルニアに侵攻してきたときにはオーストラリアに戻っていたため、難を逃れました。研究施設では、砂漠化防止等の目的で植物寄生体を開発していました。ジオン軍は、この植物寄生体を兵器として完成させ、これがアスタロスの正体でした。
 ホワイト・ディンゴ隊は、ブロークン・ヒルに到着し、マッチモニードを探します。マッチモニードのモビルスーツはドムという事が分かっていましたが、ホワイト・ディンゴ隊が遭遇したのはグフ及びザクの部隊でした。
 その頃、マッチモニードは、別の場所で補給を受けていました。マヤ大尉の副官のエイドリアン少尉は、マッチモニードのリーダーであるニアーライト少佐の相手を嫌々ながら上手くこなします。
 ホワイト・ディンゴ隊は、グフ及びザクの部隊を全滅させます。レイヤー中尉は、以前より敵のチームワークが高まっているように感じられました。
 アデレードを脱出したジョコンダ少尉及びティナ軍曹は、友軍と合流するために、ブロークン・ヒルの物資集積所へやってきます。しかし友軍は既に撤退した後でした。友軍の後を追おうとした2人の前に、オクトパス部隊の偵察機が降り立ち、2人をヒューエンデンのHLV基地まで送り届けてくれます。
 スタンリー大佐からの通信がレイヤー中尉に入り、ホワイト・ディンゴ隊が倒したグフ及びザクの部隊が陽動部隊で、マッチモニードはトリントン基地の攻撃を開始したことが知らされます。連邦軍の最高軍事機密でしたが、トリントン基地には核兵器が保管されており、マッチモニードの狙いは核兵器のようです。ホワイト・ディンゴ隊には、マッチモニードによる核兵器奪取を阻止する任務が与えられます。
 ミデア輸送機で出撃したホワイト・ディンゴ隊は、トリントン基地を目指します。その途中、 レオンは自分が連邦軍の諜報員である事を仲間に明かします。これにより、ホワイト・ディンゴ隊の結束はより高まりました。
 ジオン軍のブリスベーン基地では、ウォルター大佐がユライア中佐からマッチモニードがトリントン基地を攻撃していると報告を受けます。ウォルター大佐もユライア中佐も、マッチモニードの目的は分かりませんでした。
 トリントン基地は、マッチモニードのドムの攻撃を受けて陥落していました。
 ジオン軍のヒューエンデン基地では、ユライア中佐がマヤ大尉からマッチモニードの目的が核兵器奪取であるとの情報を得ます。ユライア中佐は、この事をウォルター大佐に報告し、連邦軍の精鋭部隊「ホワイト・ディンゴ」がトリントン基地へ向かったとの情報から、ホワイト・ディンゴにマッチモニードの野望を阻止させる事を考えます。トリントン基地の近くには、ちょうど「荒野の迅雷」ヴィッシュ・ドナヒュー中尉の部隊がおり、この部隊をトリントン基地へ派遣する事にします。
 ドナヒュー中尉は、新型モビルスーツのゲルググを受領したところでした。ドナヒュー中尉にマヤ大尉からの通信が入り、マヤ大尉はマッチモニード及び核兵器についての情報をドナヒュー中尉に伝えます。マヤ大尉は、マッチモニードの野望を阻止すべく、連邦軍を応援するためにトリントン基地へ向かいます。
 トリントン基地の司令部を占拠したマッチモニードは、核兵器のロック解除を行うために、システムへの侵入を開始します。
 トリントン基地の付近へやってきたホワイト・ディンゴ隊は、アニタがオアシスのコンピュータでトリントン基地のシステムに潜入し、マッチモニードのロック解除の作業を妨害する事にします。ただし、レイヤー中尉達はオアシスの支援を受けることができなくなります。
 オアシスの支援なしでレイヤー中尉達はマッチモニードのドムと戦います。ドムは高性能でしたが、マッチモニードは連携する事がなく、チームワークに優れるホワイトディンゴ隊の敵ではありませんでした。しかし敵の一機のドムは、味方を囮にして身を隠し、ホワイトディンゴ隊を攻撃しようとします。オアシスの助けが得られないレイヤー中尉達は、このドムの攻撃を予測する事は出来ませんでした。このドムがホワイトディンゴ隊を攻撃しようとしたとき、ドナヒュー中尉のゲルググがドムを破壊します。ドナヒュー中尉は、ホワイトディンゴ隊とチームを組むのも悪くないと思いながら、撤退します。
 ドナを全て破壊された事を知ったマッチモニードのニアーライト少佐は、仲間を戦闘用ヘリで出撃させてホワイトディンゴ隊の注意を引かせ、その隙に基地から逃走します。ホワイトディンゴ隊は、マッチモニードによる核兵器の奪取を阻止する事に成功します。
 ジオン軍のウォルター大佐は、オーストラリア駐屯軍の全ての部隊に向けて放送を行い、最終命令「月の階段」を発動します。この放送は、連邦軍もマッチモニードも聞くことができましたが、「月の階段」が何かはわかりませんでした。
 ジョコンダ少尉及びティナ軍曹は、ヒューエンデンHLV基地で、マヤ大尉の下で働いていました。ジョコンダ少尉及びティナ軍曹は、最後までこの基地に残ろうと考えていました。
 連邦軍は、ジオン軍の「月の階段」とは、アスタロスを入手してHLVで月のグラナダに脱出する作戦の可能性が高いと考えていました。連邦軍の艦隊が軌道上に到着するまで24時間かかり、その間のHLV脱出を阻止できれば、アスタロスがグラナダへ運ばれるのを阻止できます。連邦軍がHLV基地への爆撃を行うため、ヒューエンデンの対空陣地を排除する作戦がホワイトディンゴ隊と、別のモビルスーツ部隊とに与えられます。ホワイトディンゴ隊はミデア輸送機に乗り込んで出撃し、オリヴィア博士も同乗します。出撃の直前に、助手のピオがオリヴィア博士に借りていた端末を返しにきます。ピオは、連邦軍の情報部から届いたアスタロスの最新データを端末に入れてくれていました。
 ミデア輸送機から降ろされたホワイトディンゴ隊は、対空陣地へ向かいます。ホワイトディンゴ隊より先に対空陣地へ向かっていたモビルスーツ部隊は、ホワイトディンゴ隊が合流地点に到着したときには既に全滅していました。そして対空陣地からの攻撃がホワイトディンゴ隊にも降り注いできます。
 少し前。ニアーライト少佐を含むマッチモニードの生き残りが乗るヘリは、ヒューエンデンに入る事を拒否されていました。ニアーライト少佐は、近くに潜んで様子を窺い、ホワイトディンゴ隊とヒューエンデン基地との戦闘が始まった混乱に乗じてヒューエンデンへと向かいます。ニアーライト少佐は、アスタロスの事は既にどうでもよくなっており、自分を馬鹿にしたヒューエンデン基地への復讐のみを考えていました。
 ヒューエンデン基地からの攻撃は激しく、モビルアーマーのアッザムまでが現れます。先行部隊を全滅させたのは、アッザムのようでした。レイヤー中尉は、アッザムの電磁波攻撃で自機のジムを破壊されつつも、アッザムを破壊し、対空陣地の破壊作戦は成功します。
 ニアーライト少佐が率いるマッチモニードは、HLV基地への侵入を果たします。マッチモニードは二手に分かれ、ニアーライト少佐が率いる部隊が管制室の占拠を、タイソン大尉が率いる部隊がHLVの乗っ取りを目指します。アスタロスのサンプルは、両部隊が半分ずつ持ちます。ニアーライト少佐は、タイソン大尉が裏切った場合には、管制室にあるHLVの自爆スイッチを押そうと考えていました。
 ホワイトディンゴ隊は、占領地で休息を取っていました。眠れないオリヴィア博士が外で地質調査をしていると、レイヤー中尉がやってきます。2人が話していると、レオンがやってきて聞いてほしい事があると言います。レオンは、敵の動きに対してこちらが毎回遅れを取っている事から、スパイがいると考えていました。オリヴィア博士は自分がスパイだとレオンに疑われていると思いましたが、レオンは助手のピオがスパイだと言います。近くに隠れ潜んでいたピオは姿を現し、スパイであることを認めます。ピオは、兵士達に連行されます。
 そして、ホワイトディンゴ隊に新型モビルスーツ、ジム・スナイパー2が配備されます。

 以上が、才谷ウメタロウさんの「機動戦士ガンダム GROUN ZERO コロニーの落ちた地で」第3巻の物語です。
 とうとう、ジム・スナイパー2が登場しました。最後の1コマだけですが。残すところは、HLV発射基地での最後の戦いのみとなり、恐らくは次巻で完結すると思われます。今のところ第4巻は発売されておらず、しばらくは待ちの状態です。
 ほとんど登場していなかったピオがスパイとか、唐突過ぎて何だか・・・。オリヴィア博士も何のために居るんだかよく分からず・・・。やはりこの2人は不要ですね・・・。