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アニメ 「メガゾーン23 III」

 アニメ「メガゾーン23 III」は、メガゾーン23のシリーズ第3の作品であり、前後編の2話で構成されています。第1話「イヴの目覚め」が1989年9月に発売され、第2話「解放の日」が同年12月に発売されています。
 「Part.II」が1986年なので、約3年のインターバルです。結構長い期間が開いています。「Part.II」で物語は完結を迎えていたので、もしかしたら続編の製作が後から決まったのかもしれませんね。タイトルも「メガゾーン23 Part.III」ではなく、「メガゾーン23 III」となっており、微妙な変化が見られます。
 「III」の物語は、省吾達が地球に降り立った「Part.II」の最後から恐らく数百年後の地球を舞台としています。地球へ帰還した人々は、地球上に新たな都市を作り上げており、この都市を中心に物語は進みます。
 それでは以下、アニメ「メガゾーン23 III」のあらすじを、前後編まとめて記載します。ネタバレ注意です。

<イヴの目覚め>
 エイジ・タカナカは、凄腕のハッカーでありゲーマーでした。エイジは、仲間達と共にハッキングを繰り返しており、警察に追われることもしばしばでした。あるとき、エイジは役所に手続きに行き、1人の美少女を見かけます。
 このときの手続きで、エイジは「ブルーカード」を手に入れ、エリート市民の仲間入りします。エイジには、この都市エデンを管理する組織「EX」にスカウトされていました。エイジは仲間達と共にレストランに集まってこの事を話し、仲間達はお祝いにパーティをしようと盛り上がります。このレストランでエデンは、役所で見かけた美少女がウエイトレスとして働いているのを見かけて声をかけ、仕事が終わった後で会う約束をします。
 エイジ及び仲間達は、ゲームセンターで「ハードオン」というゲームをします。このゲームは、大型筐体に乗り込んで行うゲームであり、戦闘機で現実さながらの戦闘を楽しむ事が出来ます。仲間達は次々と脱落していきますが、エイジは次々とステージをクリアして行きます。脱落してゲーム筐体から出てきた仲間のバドは、エイジが約束した美少女が、大柄な男と何かを話している姿を見かけます。エイジは、トップスコアを叩き出しますが、最終ステージへ突入したとき、ネットジャッカーのネットジャックによりゲームが停止してしまいます。
 その後、エイジは美少女リョオとデートします。エイジは、自分がEXに入る事を話し、理由を問われてハッカーをしているうちにこの都市エデンの事をもっと知りたくなったと答えます。リョオは、ハッカーがEXに入るなんて聞いたことがないと話し、管理する側よりネットジャッカーになって都市を変える方が似合っていると言います。リョオは、自分がイヴのようなパフォーマーに成ることが夢だと話します。イヴはコンピューターが生み出したアイドルでしたが、イヴが実在しているという噂もありました。イヴは昔から年を取っていませんでしたが、この都市エデンを治めているウォン・ダイも大昔から年を取っておらず、年を取らないことがイヴの実在を否定するものてはありませんでした。エイジはリョオに連絡先(アクセスコード)教えて欲しいと言いますが、リョオはハッカーなら自分で調べたらと返します。
 エイジが自宅へ戻ると、EXのミウラ・シムカという女性から、明日にEXタワーへ来るようにというメッセージか届いていました。エイジは、リョオの連絡先を探るために、早速ハッキング作業を開始します。エイジはデータベースへの侵入を試みますが、ネットポリスのセキュリティーに阻まれます。
 次の日、エイジはEXタワーを訪れます。ミウラは、EXタワー内を案内し、EXがエデンのシステムの補佐をしていることを説明します。その後、ミウラはエイジをEXのトップであるヤコブ局長の元へ連れて行きます。ヤコブ局長は、対ネットジャッカー用ターミナルマシンであるガーランドに乗ってもらう事になるとエイジに話します。極秘事項でしたがネットジャッカーのネットジャックによりエデンの市民のデータの一部が消失するという事件が起き、EXはネットジャッカーへの対応を強化しようとしており、エイジはネットジャッカーに対抗する部隊の一員として働く事になるようです。
 エイジのEX入りを仲間達が祝ってくれます。この席で仲間のバドは、ゲーム会社「オレンジ」にスカウトされた事をエイジに話します。オレンジは、ハイパーネットという高度なネット社会をエデンに作ろうとしており、エデンのシステムを維持するEXとは敵対する可能性がありました。その後、エイジ達はゲーム「ハードオン」をプレイしに行きます。するとエイジのトップスコアは、「シオン」という人物に塗り替えられていました。シオンは、少し前までこのゲームセンターでゲーム王だった人物でした。エイジ達はゲームを始めます。このときにシオン及びその仲間達は、このゲームをハッキングして強敵を次々にエイジ達へ送り込みます。エイジの仲間達は次々とゲームオーバーしていきますが、エイジは強敵を次々と撃破していきます。エイジは、ゲームの異変に気付き、ネットジャッカーが介入していると判断します。シオンは更に、プレイヤに身体的な負荷がかかるほどにゲームを改変します。エイジはゲームを強制停止しようとしますが、停止できません。エイジの身に危険が及んだとき、シオン達が使用していたコンピュータの画面にイヴが映り、ゲームは停止します。シオンは、エイジがイヴに守られている事を知ります。
 エイジは、リョオのデータがネットジャッカーによって消されていることを知ります。エイジは、バドと共に街中の端末を使ってハッキングを行い、リョオのデータを復活させてネットジャッカーを誘き出そうとします。リョオのデータを消すために現れたネットジャッカーを逆探知すると、ネットジャッカーはオレンジのコンピュータを使用しているようでした。しかしエイジ達はネットジャッカーのカウンタープログラムの攻撃を受け、更にネットポリスに発見されて追われます。エイジ及びバドは、何とかネットポリスの追跡をかわします。
 エイジを含む複数人がEXへ正式に入局し、ヤコブ局長は新人達にEXの存在意義とその活動について語ります。EXは、システム及び指導者ウォン・ダイの導きに従って、エデンを管理しています。近年ではエデン解放を謳うネットジャッカーがシステムのダウンを引き起こそうとしています。ヤコブ局長は、エデン解放はシステム及びウォン・ダイによってもたらされるべきものと語ります。
 その後、エイジは対ネットジャッカーのために開発されたガーランドのシミュレーション訓練を開始します。訓練の途中、何者かがエイジのシミュレータに外部から侵入し、訓練は中断されます。犯人はネットジャッカーのようでした。ヤコブ局長は、明日からはシミュレーションではなく、実機での訓練を行う事を決めます。ネットジャッカーであるシオン達は、EXがガーランドを復活させた事を知り、計画を早めます。シオンは、明日にシステムのダウンを引き起こしてイヴプログラムを解放すると仲間達に告げます。
 リョオの自宅に誰かからの電話がかかってきます。エイジがガーランドを自宅に持ち帰って調整していると、リョオが訪ねてきます。エイジは、ネットジャッカーを倒すための新兵器だとリョオにガーランドの事を説明し、ネットジャッカーの1人がシオンであることを話します。2人が話しをしていると、部屋の温度が上昇していきます。ネットジャッカーがエイジの部屋のコントロールを奪い、エイジを殺そうとしているようです。リョオは、シオンの知り合いであることをエイジに白状します。エイジは、ガーランドに乗り、リョオと共に部屋の窓を破って外へ逃げます。殺されかけたリョオは、シオンではなく、エイジを信じる事にします。
 次の日。ネットジャッカーによるエデンのシステムへの本格的なジャックが始まり、交通システムなどのエデンを支える様々なシステムが停止します。EXのヤコブ局長は、ガーランドチームの出撃を命じます。エイジを含むEXの隊員達がガーランドで出撃し、ネットジャッカーのアクセスポイントを探します。エイジは、ネットジャッカーがオレンジのゲームネットワークを利用している事を突き止めます。ガーランドチームがオレンジのビルに到着し、これに対抗するためシオンはマシンソルジャーと呼ばれるロボットで出撃し、残りのネットジャッカー達はトレーラーで避難します。マシンソルジャーはガーランドチームを攻撃し、エイジ以外のガーランドは倒されます。エイジはガーランドでその場から逃げますが、マシンソルジャーはエイジを追跡します。
 その頃、EXのヤコブ局長は、イヴ・システムのプロテクトが何故か解かれている事を知り、驚きを隠せずにいました。
 シオンのマシンソルジャーに追われるエイジは、ガーランドをバイク形態からGフォーム(ロボット形態)へ変形させて対抗します。エイジ及びシオンが戦う中、ガーランドのコクピット内やEXの端末などにイヴの姿が映し出されます。イヴが何かに反応して目覚めようとしているようです。ウォン・ダイはヤコブ局長に対処を命じ、ヤコブ局長はエイジのガーランドを遠隔で乗っ取り、シオンのマシンソルジャーへミサイルを放って倒します。ガーランドを降りてシオンの元に駆け付けたエイジに、イヴが目覚めようとしていると話します。シオンはポイント0へ行けとエイジに言い、エイジはガーランドに乗り、教えられたエデンのポイント0へ向かいます。
 ポイント0には、カプセルの中に眠るイヴがいました。エイジがガーランドを降りてカプセルに近付くと、カプセルが開いてイヴが目を覚まします。イヴは、エイジに待っていたと言い、エイジを「7Gのオペレータ」と呼びます。

<解放の日>
 ウォン・ダイが、エデンの人々に演説を行っています。演説によれば、過去に荒廃した地球は「システム」により蘇り、宇宙から帰還した人々にシステムは生活の場としてエデンを与えました。エデンは人類にとって修行の場でもあり、システムに認められる事で人類に地球が解放されます。
 エデンのネットワークの一部は、システムの支配から外れ、オレンジ及びこれに賛同する企業が支配下に置き始めています。システムを守るEXのヤコブ局長は、イヴ・プログラムがシステムの支配から外れた事を危惧しますが、ウォン・ダイは新たなプロジェクトの前にイヴ・プログラムなど無に等しいと言い放ちます。ヤコブ局長は、ガーランド部隊のシミュレーション訓練のレベルを上げるようミウラに指示します。
 オレンジでは、シオンからの連絡が途絶え、社長のデレクマンが指揮を取っていました。デレクマンは、エデンのネットワークを破壊してシステムをダウンさせ、エデンをオレンジの支配下に置く事を画策していました。シオンが残したデータから「プロジェクトヘブン」という名称が見つかります。EXのプロジェクト名のようですが、詳細は不明でした。
 エデンには戒厳令が敷かれ、リョオはエイジとの連絡が取れずにいました。
 ガーランド部隊の訓練は進んでおり、6人のパイロットが残っていました。ヤコブ局長は、消息を断っているエイジ及びガーランドの追跡をミウラに急がせると共に、発見された1000年前の大戦の兵器「オリジナル・ガーランド」を使用できるよう調整していました。
 実物のイヴが目覚めたのは、エデンの下層にある、大戦時のシェルター内の領域でした。イヴは、ここの端末を使ってシステムへのアクセスを試みますが、システムはEXのネットワークで守られており、アクセスできませんでした。イヴは、バハムートへ行ってみようとエイジを誘います。
 ガーランドに乗ったエイジ及びイヴは、ネットポリスに発見されます。ヤコブ局長は、2人の抹殺を指示します。ガーランドで反撃しようとしたエイジを、イヴは引き止めます。ガーランドは、何とかネットポリスの追跡を振り切ります。
 その頃、リョオはエイジを探して戒厳令下のエデンをスクーターで走っていました。しかし道路ではEXが検問を行っており、自由に出歩く事ができません。路地裏に入ったリョオは、シオン及びその仲間達に再会します。シオンは、エイジのガーランドとの戦闘で負傷していました。シオンは、エイジが7Gのオペレータとしてイヴに会いに行ったと話します。
 エイジ及びイヴは、エデンの地下にある広大な施設をガーランドで走っていました。イヴは、ここが最後までシステムをプログラムしていた人々が住んでいた場所で、システムはこの上にエデンを作り上げたと説明します。イヴはこれらの人々の最後の生き残りであり、地球の復活と人々の帰還を待って眠っていました。しかし、地球へ帰還したメガゾーンの7Gのオペレータはイヴを起こしてくれませんでした。
 そしてエイジ及びイヴは、エデンの外へとやってきます。エデンの外は、エデンから延び出た大量の機械で埋め尽くされていました。エイジ及びイヴは、この機械群の更に外側までガーランドを走らせると、そこには森林が広がっていましたが、エデンから延び出た機械群は少しずつ周囲の森林を侵食しているようです。これら機械群は、エデンの人々の生活環境を維持するために少しずつ増殖していったもののようでした。
 オレンジに見放されたシオン達は、オレンジとEXの戦いを観察していました。シオンはプロジェクトヘブンの全容を突き止めようとしていましたが、システムのプロテクトは強硬で侵入する事ができずにいました。リョオは、エイジから預かっていたディスクをシオンに渡します。このディスクを使えば、エイジがEXで使用していた端末に接続する事ができます。シオン達は、このディスクを利用してシステムに侵入し、プロジェクトヘブンの情報を探ります。
 オレンジでは、EXの戦力に対抗すべく、兵士の育成を行っていました。その兵士達の中には、エイジの仲間だったバドも含まれています。
 エイジ及びイヴは、バハムートの元にたどり着きます。バハムートは草木に覆われていましたが、まだ生きており、イヴの問い掛けに答えます。バハムートは、エデンのシステムは正常に動作しており、復活した地球の自然が人間に解放されないのはシステムの意志だと話します。本来は、地球へ帰還したメガゾーン23の7Gのオペレータである矢作省吾がイヴを目覚めさせ、システムにコンタクトする事で地球の自然が人類に解放されるはずでした。しかし省吾はイヴを目覚めさせず、その後の省吾に関するデータは残っていませんでした。ただ唯一、省吾が使用したガーランドの残骸がバハムート内に残っており、ガーランドから取り出したディスクに省吾のデータが残っていました。エイジは、イヴと共にエデンへ戻り、新しい7Gのオペレータとしてシステムにコンタクトする事を決意します。
 その頃、ウォン・ダイは、プロジェクトヘブンの準備に取りかかっていました。シオン達は、システムへの侵入を果たし、プロジェクトヘブンとはエデンを宇宙へ打ち上げる計画である事を知ります。シオン達は、オレンジへ向かいます。
 オレンジは、バドを中心とするマシンソルジャーの部隊を出撃させます。EXもガーランドの部隊を出撃させます。オレンジとEXとの武力衝突が始まります。EXのヤコブ局長は、復活させたオリジナル・ガーランドで出撃します。
 オレンジの建物にやってきたシオン達は、デレクマンがいる指令室を占拠します。シオンは、オレンジのネットワークを使って、プロジェクトヘブンのデータをエデンの人々に拡散します。
 ヤコブ局長は、オレンジの部隊を壊滅させます。エイジのガーランドが割って入りますが、既に遅く、バドは死亡します。ヤコブ局長は、エイジ及びイヴを倒そうとしますが、プロジェクトヘブンのデータが拡散された事でEXの本部に問い合わせが殺到しているとの連絡が入り、一時撤退します。EXに戻ったヤコブ局長は、問い合わせてきた各界の要人達に、プロジェクトヘブンはエデンの人々が地球に相応しくないと判断したシステムの意志によるものだと言い放ちます。ミウラは、エデンから脱出するための経路を人々に伝えようとしますが、ヤコブ局長に射殺されます。
 エイジ及びイヴは、シオン達と合流し、プロジェクトヘブンを阻止する為に協力する事になります。イヴは、システム中枢へ行ってネットワークを破壊する事でプロジェクトヘブンを阻止出来ると考えます。エイジ及びシオンはEX及びヤコブ局長を引き付け、その隙にイヴ及びシオンの仲間達がシステム中枢へ向かう事になります。
 EXのガーランド部隊がオレンジを強襲し、ヤコブ局長のオリジナル・ガーランドがシオンのいる指令室に迫ります。しかしエイジのガーランドがヤコブ局長の攻撃を阻み、エイジのガーランド及びヤコブ局長のオリジナル・ガーランドが対峙します。エイジ対ヤコブ局長の戦いが始まりますが、オリジナル・ガーランドの性能は桁違いで、エイジは逃げ回る事しかできません。
 そしてとうとう、プロジェクトヘブンが発動します。エデンの周囲のジェットエンジンに火が入り、エデン全体が振動します。しかし、イヴの導きでシステム中枢にたどり着いたシオンの仲間達がシステムのネットワークを爆破して破壊し、ジェットエンジンは停止します。これでプロジェクトヘブンは失敗に終わります。
 しかし、エデンの中心にあるEXの本拠地が崩壊し、地下から巨大な機械の塊が浮上してきます。この機械の塊がシステムです。イヴからエデン全体へメッセージが届きます。イヴは、プロジェクトヘブンを失敗したウォン・ダイが月の防衛システム「アダム」でエデンを破壊しようとしていると言い、エデンの人々に避難を促します。イヴは、浮上するシステムの中枢にいるようです。エイジはガーランドでシステムを追い、ヤコブ局長はオリジナル・ガーランドでエイジを追います。浮上するシステムの外装部分でエイジ対ヤコブ局長の最後の戦いが起こり、エイジはヤコブ局長を倒します。
 イヴがシステムの中枢にたどり着きます。中枢には玉座があり、玉座にはウォン・ダイがいました。遅れて、エイジも中枢にやってきます。エイジはシステムにアクセスしようと中枢に近付くと、ウォン・ダイはエイジに電験攻撃を放ちます。エイジは省吾のデータが収められたらディスクを懐から取り出して掲げます。すると電撃は止まり、ウォン・ダイは玉座から倒れて正気を取り戻します。ウォン・ダイの正体は、省吾でした。省吾は、システムに取り込まれて生かされ続けていました。省吾は、生命維持装置をエイジに外させ、エイジに後を託して死亡します。イヴは、システム中枢へ入り、障壁を張ってシステム中枢を外部と遮断します。イヴは、外にいるエイジに、システムのプログラムを書き換えて地球を解放すると言い、姿を消します。
 エデンでは、上昇していくシステムを人々が眺めていました。リョオは、戦闘で荒れ果てた街を1人歩いています。すると、リョオの前にシステムから帰還したエイジが現れ、2人は再会を喜び合います。

 以上が、アニメ「メガゾーン23 III」の物語です。
 何となく蛇足感のある作品でした。「Part.II」で物語は完結していたのに、無理矢理に続きを作ってしまったという感じでした。前2作の人気にあやかってもう一儲けしてやろう、という事なのでしょう・・・。
 印象に残ったのは、ヒロインのリョオがあまりにも活躍しないこと。シオンがエイジに対して差し向けたスパイのような立位置で登場した割には、その設定が生かされる事なく、単に家でエイジの帰りを待つだけの女になっていました。イヴに実体があるのなら、リョオは登場させずに、エイジとイヴをカップルにした方が面白かったのではないかと。でも個人的には、イヴは架空の存在であって欲しかったような気がします。
 このシリーズの作品はどれも、ザラッと見ると面白いのですが、深く考えると色々と矛盾や意味不明な点が気になってしまいます。バイクがロボットに変形するのカッコいい~、くらいの軽い気持ちで見る事をオススメします。
 ガーランドのプラモデルがアオシマから発売されているのですが、今ではなかなか手に入らず、プレミアムなお値段で取引されています。欲しいな~。

 


アニメ 「メガゾーン23 Part.II」

 アニメ「メガゾーン23 Part.II」は、1986年5月にOVA(オリジナルビデオアニメ)として発売されています。「Part.I」が1985年3月なので、約1年のインターバルです。「Part.I」のあの敗北エンディングから続編が出るまで1年も待たされたのでは、ファンもたまったものではありませんね。実世界では約1年のインターバルですが、「Part.II」の物語は「Part.I」の約半年後から始まります。外敵デザルグとの戦争は続いているようです。
 ちなみに、「Part.I」を見終えてから調べてみると、省吾の敵となった「少佐」は「B.D.」という名前(というかコードネーム?)だそうです。「Part.I」の劇中ではみんな「少佐」と呼んでおり、「B.D.」と呼ばれていた記憶はないのですが…。とりあえず、単なる「少佐」では分かり難いので、以下のあらすじでは「BD少佐」と記載します。「Part.II」でもB.D.は少佐と呼ばれていますが、軍部を掌握してトップに立っても階級は変わらないんですね…。またタイトルでもある「メガゾーン23」とは、省吾達が乗っている巨大宇宙船の名前だそうです。知りませんでした。誰もそんな事は言ってなかったような。
 また、「バハムート」とは塔のようにそびえ立つ巨大コンピュータの名前ですが、コンピュータのハードウェア部分を指す名前のようです。バハムートで稼動しているソフトウェアというか、AIが「イブ」という名前。多分、この呼び分けで合っているのではないかと思います。
 まあ、そんな細かいことはどうでもいいです。この「Part.II」は、見始めてすぐに、ものすごく驚くことになります。登場人物達のキャラクタデザインがガラッと変わっているのです。「Part.I」は古き良きアニメ絵で、ややデフォルメされたキャラクタでした。それが「Part.II」では劇画調というか、リアルなキャラクタになっています。例えるなら「Part.I」は初代マクロスっぽい感じ、「Part.II」は北斗の拳っぽい感じです。このため、省吾も由唯もほぼほぼ別人です。「Part.II」の物語が始まって、省吾も由唯もチラッと登場するのですが、省吾とも由唯とも思わずにスルーしていました。由唯なんて、「Part.I」では髪の色が緑色といういかにもアニメキャラだったのに、「Part.II」では普通の茶髪キャラになっています。気付けというのが無理というもの。
 何故こんな無茶なことをしたのでしょうね。何か大人の事情があったのでしょうか…。しばらくすれば誰が誰か見分けがつくようにはなるので問題はないのですが、戸惑う人は少なくないでしょう。ファイブスター物語のMH(モーターヘッド)がGTM(ゴティックメード)に変わったくらいの変化ではないでしょうか。
 でも物語は、しっかりと「Part.I」の続きから決着までを描いています。変形バイクのガーランドもしっかり登場するので、問題はありません。
 それでは以下、アニメ「メガゾーン23 Part.II」のあらすじを記載します。ネタバレ注意です。

 外敵との戦争は続いており、軍は劣勢を挽回すべく新しい戦艦「エアグレーンFX」を建造していました。その出航式が行われ、出資した財界の重鎮達が出席していますが、BD少佐はそれに参加してはいませんでした。財界の重鎮達は、この戦争に勝ち目はなく、降伏して敵と手を結ぶ事を考えており、BD少佐に従わない軍人を金で雇って裏で敵との交渉を進めようと画策しています。
 軍はバハムートを掌握したはずでしたが、未だにイヴの亡霊が助けを求めるメッセージが発信され続けており、その出所を突き止めるようBD少佐は部下に命じます。部下は、イヴの亡霊の出所がバハムート内の「開かずの間」である事を突き止めます。またBD少佐は、矢作省吾の行方を追っており、部下の白鳥少尉に省吾を捕らえる事を命じます。
 省吾は智美を殺害した犯人として追われており、白鳥少尉はこの事件解決に力を入れるよう部下達に命じます。省吾は、街で警察官に見つかり、バイクで逃走しますが、追っ手のパトカーや白バイは徐々に不得手行きます。省吾は工事現場へと逃げ込み、それを追って警察も工事現場へなだれ込みます。そこには、省吾の仲間の暴走族達が待ち構えていました。省吾及び暴走族達は、警察を返り討ちにします。
 エアグレーンFXが率いる艦隊は敵と遭遇し、戦闘が開始されます。敵デザルグの攻撃を受けた艦隊では、戦艦内部に侵入した触手状の兵器の攻撃を受けて、乗員は全て死に絶えます。
 省吾及び暴走族の仲間達は、隠れ家に戻ってきます。暴走族のリーダーであるライトニングは、隠れ家に由唯を連れて来ており、省吾及び由唯は半年振りに再開します。しかし由唯は、自分の元へ戻って来なかった省吾に対して複雑な気持ちを抱いていました。隠れ家のテレビに突然にイヴが映り、イヴは7Gのオペレーターにコンタクトを求めるメッセージを発して消えます。省吾は、イヴが完全に軍の手に落ちてはおらず、ガーランドを取り戻せば昔のイヴに会えると考えます。
 エアグレーンFX艦隊の全滅がBD少佐に報告され、回収されたレコーダーには乗員達が触手状のものに殺害される姿が映っていました。
 由唯は、暴走族の女性3人、シンディ、ダンプ及びレイナにバイクの運転を習い始めます。イヴが7Gのオペレーターにコンタクトを求める映像は、バハムート内から発信し続けられていましたが、軍はその発信元を特定出来ずにいました。暴走族のメンバーの1人は、軍の回線を盗聴し、ガーランドの在りかに関する情報を得ます。しかしこれは白鳥少尉による省吾を誘き出すための罠でした。
 省吾は、由唯と仲直りした後、仲間達と共に、ガーランドを取り戻しに向かいます。省吾達は無事にガーランドの元にたどり着きますが、白鳥少尉が部下達と共に待ち構えていました。省吾はガーランドを奪って仲間達と共に逃走し、白鳥少尉が張り巡らせていた包囲網をくぐり抜ける事に成功します。省吾達のガーランド奪取は成功したように見えましたが、白鳥少尉はガーランドに発信器を仕込んでいました。
 ガーランドを手に入れた省吾は、イヴの呼び掛けに答えます。イヴは、外部との接続を断つ事で生き延びていました。イヴは、バハムート内のある場所まで来て欲しいと省吾に頼みます。省吾及び暴走族の仲間達は、イヴに会いに行く事を決めます。省吾及び仲間達は、軍との戦いに備えて武器を集めます。またこの時に白鳥少尉は、ガーランドに取り付けた発信器で省吾達の隠れ家を特定しており、兵士達が隠れ家へ突入する準備を進めていました。そして、戦いの火蓋は切って落とされます。暴走族の一部は、囮となって軍を引き付け、その隙に省吾達はバハムートへ向かいます。省吾はガーランドに乗り、運転を覚えた由唯もバイクで行動を共にします。
 デザルグと軍との戦いも激しさを増しており、敵のメガゾーン23内への侵入を許してしまいます。
 仲間達の協力により、省吾達はバハムートがある地下空間まで到達します。しかしそこには、白鳥少尉及びその部下達がロボットに乗って待ち構えていました。白鳥少尉は省吾に投降を呼び掛け、省吾は投降するふりをして白鳥少尉達に近付くと手榴弾を爆発させ、その爆煙に紛れて逃げ、仲間達と合流します。しかしこのままでは逃げ切る事は難しく、ライトニングは省吾にある作戦を持ちかけます。
 爆煙が晴れ、ロボットに変形したガーランドと白鳥少尉達のロボットとの戦いが始まります。この隙に仲間達はバイクで逃走しますが、最後尾の2人がロボットの攻撃てバイクを破壊されて取り残されます。ガーランドはこの2人を助けに戻り、白鳥少尉達のロボットによる集中攻撃を受けて大破します。しかしガーランドに乗っていたのは省吾ではなくライトニングでした。そこへ、船内に侵入していたデザルグの戦闘兵器が現れ、白鳥少尉の部下達のロボットを攻撃して破壊し、周囲は破壊されたロボットの爆発に包まれます。
 省吾とライトニングとはコッソリ入れ替わり、省吾は由唯と共にバイクで逃走していました。由唯は、これまでの銃撃戦の流れ弾を受けて負傷していました。そして省吾達は、バハムート内のイヴが指定した場所の入口までやってきます。たどり着いたのは、省吾、由唯及びシンディの3人だけでした。シンディは敵に備えて入口に残り、省吾は負傷した由唯を支えながら入口から部屋へ入ります。部屋に入ると、イヴが話し掛けてきます。イヴは、今なら治療できると言い、気を失った由唯を医療機器に寝かせ、治療を始めます。イヴは、省吾の前に姿を現して、話し始めます。
 500年前に人類は地球を死滅に追いやり、国際連合は「ADAM管理」を設定し、生き残った都市はその後500年の間、地球から去る事になりました。そして500年が経過し、地球へ帰還するタイミングが近付いていました。イヴはこの宇宙船で生活する人々に関する情報をADAMへ送信し、ADAMはイヴからの情報に基づいて地球への帰還を認めるか否かを判断する役割を持っていました。そしてADAMからの呼び掛けがあり、イヴは情報を送ります。ADAMがどのように判断したのかはイヴには分かりません。イヴは、最後まで望みを捨てないようにと省吾に言い、自分も省吾のために出来るだけの事はやってみると言って姿を消します。
 イヴの部屋から外へ出ると、大破したロボットに乗った白鳥少尉が現れます。白鳥少尉は、省吾に銃を向けますが、力尽きて倒れます。その後、ライトニングがボロボロになったガーランドに乗って現れます。ライトニングは、逃げ遅れた2人の仲間を抱えていました。
 バハムートの各所が発光し始め、バハムートは完全に軍の制御を離れます。メガゾーン23は崩壊し始めます。内部に侵入したデザルグの戦闘兵器と軍のロボットとの戦いも続いていました。BD少佐は一般人のメガゾーン23からの脱出を決定し、一般人は避難を開始します。
 バハムート内にいた省吾達の前に、BD少佐が現れます。省吾はBD少佐に殴りかかりますが、逆に殴り返されます。そしてBD少佐は、ADAMが月にある防衛システムでる事を話し、月に接近したデザルグの宇宙船がADAMの攻撃を受けて崩壊する様子を見せます。BD少佐は、思い通りに生きろと省吾に言い、ロボットに乗り込むと部下達と共にメガゾーン23から外へ飛び去って行きます。
 デザルグの宇宙船が消滅し、ADAMはメガゾーン23を攻撃し始めます。ADAMはメガゾーン23の人々を認めなかったようです。メガゾーン23は少しずつ崩壊していきます。崩壊するメガゾーン23からバハムートが切り離され、とごかへと飛び去ります。
 騒動が収まった後、由唯が省吾達の元へ戻ってきます。由唯の傷は完治していました。省吾及び由唯と、ライトニング及びシンディを含む暴走族仲間の4人との合計6人は、バハムートからの外へ出ます。外は、広大な自然が広がる地球でした。省吾達が地球に見とれていると、生き残ってバハムートにたどり着いていた暴走族仲間達が現れ、省吾達は無事を喜び合います。

 以上が、アニメ「メガゾーン23 Part.II」の物語です。
 サラッと見ると、何となく壮大な物語を見せてくれたような気にさせてくれる作品でした。でもその後によくよく考えてみると、何だか納得いかないという点や、疑問点がたくさん湧き出てくる作品でした。
 結局のところ、戦争を続けているデザルグもメガゾーン23もADAMに認めて貰えずに破壊され、省吾達だけはイブがバハムートで脱出させたために生き残れた、という結末のようです。何となく、収集がつかなくなって、みんな破壊して終わらせた、という印象が無きにしもあらず・・・。生き残ったのはいいとして、省吾達はあの大自然の中をどうやって生き延びていくのか、やや心配です。暴走族が20人くらいしか残ってないわけですから。イヴの手助けは期待できるかもしれないですけどね。バハムート内には由唯を治療した医療機器なんかもありましたし。少人数なら生活できる施設が内蔵されているのかもしれませんが。
 Part1、Part2を通して見て、主人公の省吾が何を考え、何を求め行動していたのか、よく分かりませんでした。メガゾーン23の生き残りを賭けてデザルグとの戦争に勝利するためだけに動いてたBD少佐の方が分かりやすかったのです。省吾は少佐を敵視して邪魔していた訳ですが、デザルグの存在をどうするつもりだったのか?少佐かデザルグの存在を民衆に隠して軍備を進めた事に省吾が反感を持っていたようですが、そもそもこの世界が宇宙船内という事を隠していたのはバハムートなんだから、少佐に文句を言っても仕方ないのでは。
 結局、メガゾーン23が生き残る道はあったのでしょうか。戦争を止められなかったからADAMに滅ぼされたのだとして、戦争していなければデザルグに滅ぼされたでしょうし。デザルグと和解という線も不可能っぽかったです。後は、メガゾーン23の進路を何とか変更してデザルグから逃げるくらいしかなさそうですが、進路変更も出来なさそうに思えました。
 イヴは、省吾の何を気に入って、救ってくれたのでしょう。警察や軍に銃や手榴弾で戦おうとする連中なんて、まずADAMが抹殺すべきと判断しそうな人種ではないかと。こんな奴らを地球に戻したら、過去の二の舞になりそうな気がしてしかたありません。もっと他に、生き残らせるのにふさわしい人物がメガゾーン23内にいくらでもいそうなものですが。
 書けば書くほど、気になる点が噴出してくるので、このあたりにしておきます。「メガゾーン23」はPart3まであるのですが、このPart2で物語が完結してしまったように思えます。もっと中途半端に終わると思って見ていたので、少し意外でした。Part3はどんな内容なのか、楽しみです。


アニメ 「メガゾーン23」

 「メガゾーン23」は、1985年3月にOVA(オリジナルビデオアニメ)として発売されたアニメ作品です。なお、続編に相当する「メガゾーン23 Part II」が1986年に、「メガゾーン23 III」が1989年に発売されています。
 かなり昔の3部作のアニメ作品です。当時、第1作だけ見て、第2作及び第3作は見ていませんでした。そんなことはコロッと忘れていましたが、最近になってAmazon様からこの作品に登場するロボット「ガーランド」のプラモデルをお勧めされ、そう言えばこんな作品もあったなーと懐かしくなり、3部作を続けて見てみました。
 当時に第1作を見たときには、斬新なSF作品だと思った記憶があるのですが、さすがに現在の目で見ると古っぽいです。ただし、世界設定は凝りに凝って作り込まれており、同じ設定でリメイクしたらかなり面白い作品ができそうに思えます。バイクがロボットに変形するというのもなかなか斬新でしたし。まぁ、何故バイクが?と思わなくもないですが。
 それでは以下、アニメ「メガゾーン23」のあらすじを記載します。ネタバレ注意です。

 1980年代の東京。巷では、時祭イヴという女性歌手が人気を得ています。
 矢作省吾はバイクて交通違反し、白バイに追いかけられています。白バイから逃げ切った省吾のバイクは、道で少女と接触しかけます。事故には至りませんでしたが、省吾は急いでいる少女をバイクに乗せ、目的地まで送ります。省吾はこの少女、高中由唯に一目惚れし、由唯のアルバイト先を聞き出してまた会う約束をします。由唯はダンサーとして有名になることを目指しており、省吾が送った場所は由唯がダンサーとして働いている事務所でした。
 由唯と別れた後、省吾は友人の中川真二に呼び出され、極秘製造されたバイクを見せられます。バイクは桁外れの性能を有し、真二はこのバイクのテストパイロットでしたが、無断でこれを持ち出していました。そこへ、真二が勤める会社のシークレットサービスに扮した男達が現れます。男達は真二を射殺し、省吾はこのバイクに乗って逃走します。翌日、真二が射殺されたことや、省吾が逃走の際に起こした事故等についての報道は全くありませんでした。このバイクの存在を隠そうとしている事を悟った省吾は、逆にバイクの存在を公にしようと考えます。
 由唯は、友人の智美及び舞と共同生活していました。智美及び舞は、省吾の知り合いでもありました。由唯達3人が暮らすマンションに、省吾から電話が掛かってきます。省吾は、生放送されているイヴのテレビ番組を見るよう由唯に言い、電話を切ります。省吾は、この番組の電話相談のコーナーに出演してバイクを公表しようと考えていました。番組のコーナーが始まり、テレビ電話で電話をかけた省吾が映った途端、放送は途切れ、しばらくすると省吾の事は無かったかのように番組は続き、その後は省吾が登場する事もなく番組は終わります。
 しかし省吾は、テレビ電話を通じてイヴと話し続けており、バイクを公表したと思い込んでいました。テレビ局からの通報を受けた昨日の男達のリーダー、部下から少佐と呼ばれている人物は、省吾及びバイクの確保を命じます。電話を終えてバイクで走る省吾は、少佐の部下達のバイクに追跡されて高速道路に追い込まれます。高速道路は封鎖されて一般車両は一台もおらず、少佐の部下達が待ち構えていました。近付いてきたトラックのコンテナからロボットが出現し、省吾のバイクに迫ります。すると、省吾のバイクは変形してロボットとなります。省吾は、敵ロボットの追撃をかわして高速道路から飛び降り、逃走します。
 逃げ切った省吾は、由唯のマンションのガレージにバイクを隠します。由唯は、イヴのテレビ番組が途中で途切れた事を省吾に話します。由唯は、公園で省吾とデートした後、バックダンサーとしてテレビに出演する仕事があるため、テレビ局へ向かいます。省吾はテレビ番組の撮影が終わるのを待っていましたが、由唯は別の用事が出来たと言って省吾を追い返します。その後、由唯は番組のプロデューサーとホテルへ入ります。省吾は、例のバイクの高性能センサで2人のいるホテルの部屋を特定し、バイクをロボットに変形させてこの部屋へ突入し、由唯を連れて逃げ出します。由唯は、省吾が迎えに来たことを内心で喜びながら、省吾に頬を叩かれた事で喧嘩別れしてしまいます。
 由唯の友人の智美は、映画監督を目指しており、省吾のバイクを使って自主制作映画を作る事を提案します。主役は、省吾及び由唯です。由唯が引き受けたと聞いた省吾は、智美の提案を受け入れます。省吾は、バイクの後ろに智美を乗せて、映画のロケ地を探すのを手伝います。省吾達がバイクで走っていると、白バイが追いかけてきます。省吾はトンネル内にあった脇道に身を隠して白バイをやり過ごします。トンネルになぜ脇道があるのか省吾が思案していりと、地面が沈んで行きます。沈んだ地面はエレベーターになっており、省吾及び智美はバイクに乗ったままいずこかへ運ばれて行きます。
 エレベーターが停止し、省吾及び智美が外へ出てみると、そこは広大な空間でした。地面には遠くまで街並みが続いており、更に天井には上下逆に街が作られています。空間の中央には、上下の街を繋ぐ巨大な塔のようなものが建てられています。上下の街には誰もおらず、ゴーストタウンと化していましたが、中央の塔には明かりが灯っています。省吾がバイクの高性能センサで塔を調べると、省吾を追っていた少佐とその上司らしき人物との会話が聞こえてきます。2人の会話によれば、この塔は「バハムート」という名前の巨大なコンピュータであり、省吾が乗るバイクはこのバハムートの端末として作られたもののようでした。
 省吾は、智美に引き返すよう言い、バイクに乗って街を探索します。智美は、持っていたカメラでこの空間を撮影した後、エレベーターで元のトンネルへと引き返します。智美は、絶好のロケ地を見つけて有頂天でした。省吾がしばらく街を探索していると、パトロールの兵士に発見されてしまいます。兵士は、省吾が乗るバイクを「ガーランド」と呼んでいました。兵士は省吾に攻撃を仕掛け、省吾はロボットに変形したガーランドで応戦します。援護に来た敵ロボットと交戦を続けるうちに、省吾は地面に出来た穴からこの空間の外へ出ます。外は、宇宙でした。省吾達が暮らす日本は、巨大宇宙船の中にありました。少佐が乗る敵ロボットが現れ、省吾に話したいことがあると言います。戦闘は一時休戦となり、省吾及び少佐は宇宙から宇宙船の中へ戻ります。
 ロボットから降りた少佐は、この世界の真実を省吾に語ります。この世界は巨大コンピュータ「バハムート」に支配されており、バハムートは1980年代の日本を再現した街を宇宙船内に構築して、そこに住む人々に宇宙船内であることを悟られないようにしてきました。実際には5世紀以上の年月が経過しています。この事実は、軍人などの一部の人々しか知りませんでした。少佐は、省吾を軍の施設が見渡せる場所へと連れていきます。
 軍は、この宇宙船に接近する人工建造物を発見し、これが敵性の存在であると判断して、バハムートの支配が及ばない地下深くで軍備を増強してきました。軍はバハムートを掌握してこの宇宙船の支配権を獲得しようとしており、バハムートへのアクセスを阻害するプロテクトをレベル6まで解除しており、残りはレベル7のみとなっていました。このレベル7のプロテクトを解除するために作られたのが、省吾が乗るガーランドでした。しかしガーランドは持ち出され、省吾の手に渡り、軍はバハムートを掌握できずにいました。外敵は刻一刻と近付いています。少佐は省吾に協力を求めますが、省吾は真実を公表せずに支配権を得ようとしている軍に反発し、協力を拒否してガーランドと共に立ち去ります。
 智美の自主制作の映画の撮影が始まり、世界の秘密を知ってしまった省吾は、気分は乗りませんが、撮影に協力します。由唯の友人の舞は、歌手志望であり、イブのバックコーラスに参加する事が決まります。イブのファンだった舞は、有頂天になります。
 軍による戦力の増強は遅れており、少佐は上層部から急ぐよう命じられます。上層部は自分達の保身しか考えておらず、少佐を含む軍人達は上層部に反感を持っていました。少佐達は、自分達の時代が来る、来なければ作ると考えていました。
 舞はイブに会えると思っていましたが、イブとバックコーラスとは別撮りで後に合成すると言われ、イヴには一度も会った事がありません。イヴは、テレビには出演していますが、ライブを行った事はありませんでした。この事を聞いた省吾は、テレビ局に忍び込み、イヴがコンピュータにより作られた実在しない人物であることを突き止めます。省吾が少佐に電話を掛けて問いただすと、少佐はイブを作ったのはバハムートだと話します。
 外部の敵デザルグは徐々に近付いており、少佐はバハムートのレベル7の解析を急がせます。レベル7のセキュリティー解除が間近に迫り、バハムートはガーランドを介して省吾に助けを求めてきます。バハムートは、イヴの姿で省吾を「レベル7Gのオペレータ」と呼び、地球人類の歴史を省吾に伝えます。過去に地球では戦争が起こり、地球は人類が住めない星となり、人類は新たな居住地を求めて宇宙船で旅立ちましたが、宇宙船の間でも争いが起こりました。この宇宙船も500年振りに他の宇宙船と接近しようとしており、戦いが起こればこの宇宙船も地球と同じ運命を辿る可能性がありました。バハムートは、「EVE」というプログラムをファイリング出来れば、この宇宙船を守る事ができると言います。
 省吾は、由唯を呼び出してホテルで一夜を過ごし、この世界の真実を由唯に話します。軍はバハムートのレベル7のセキュリティを解除する事に成功し、少佐は部下達と共にクーデターを起こして上層部を粛清し、この宇宙船の実権を掌握します。そしてとうとう外敵との戦端が開かれ、一般市民には、外国から日本への侵略行為が行われたと知らされ、戦争への準備が進められます。軍に掌握されたイヴは、戦意高揚のシンボルとして利用され、若者達は続々と軍に志願していきます。その中には、省吾のバイク仲間達も含まれていました。
 智美の自主制作の映画は撮影を終え、智美は編集作業に追われて家に1人で閉じこもっていました。そこへ銃を持った男達が現れ、智美を射殺して映画のフィルムを奪って行きます。少佐の部下達が、バハムートやガーランドが映ったフィルムを回収しに来たものでした。智美が殺された事を知った省吾は、必ず戻ってくると由唯に言い残して何処かへ向かいます。由唯及び舞が残されますが、舞には父親から実家へ戻ってくるようにと電話が入ります。
 外敵との戦争は始まりましたが、敵の兵器の技術力はこちらの50年程先を進んでおり、戦況は劣勢でした。少佐達は、奪取に成功した敵兵器を分析して技術力の差を埋める事に必死でした。
 省吾は、バハムートを破壊する事を決意し、ガーランドに乗って地下のバハムートを目指します。軍の兵士やロボット達が省吾の前に立ちふさがりますが、省吾はガーランドで応戦し、攻撃を振り切ってバハムート内へ侵入します。バハムート内では、省吾がロボットに乗って待ち構えており、省吾対少佐の一騎打ちが始まります。しかし省吾は戦いに敗れ、ボロボロになったガーランドと共に、地上へ戻されます。
 由唯達の家では、舞が実家へ帰る事になり、由唯が1人だけ取り残されます。怪我をした省吾は、ガーランドから降り、人気のない街を1人で歩いて行きます。

 以上が、アニメ「メガゾーン23」の物語です。
 うん10年ぶりに見たので、全然内容を覚えていませんでしたが、こんな負けエンドだったんですね…。これからPartII&IIIと続くので、逆転勝利は持ち越しなのでしょう。もう続けて見るしかないですね。
 自分達の住む世界が平和な地球ではなく、地球滅亡後の宇宙船の中だったというこの設定、今ではそれほど珍しくないかもしれませんが、うん10年前に見たときは斬新だと思ったものでした。マクロスシリーズは大きな宇宙船内に大勢の人々が生活していますが、宇宙船の中だと認識して生活しているのと、宇宙船ではなく地球で生活していると思い込まされているのとでは大きく違います。ただ、そこまでして宇宙船内であることを隠す必要がどこにあるのか、バハムートの真意がよくわかりませんが。
 主人公である省吾が敗北して終わりましたが、もし勝利していたら、軍部が壊滅して外敵に好き放題攻撃されて全滅していたかも。とすれば、この結末は正解のエンディングという事なのでしょうか。省吾はバハムートを破壊しに向かっていましたが、壊した後はどうするつもりだったのか…。イマイチ省吾が何を考えているのかよくわかりませんでした。何も考えていないのかもしれませんけどね。
 ただし、外敵との戦力差は大きいようで、少佐や軍部が頑張ったところでこのままでは敗北は時間の問題かも。バハムート(イヴ)は何か自分なら解決できると言っていたので、この辺りが次回への布石なのかもしれません。省吾がバハムートを取り返し、バハムートが奥の手で争いを解決するというのが、今後の展開なのかなと予想します。バハムートによる解決策とは、平和的に解決するのか、それとも超兵器で敵を殲滅するのか、気になるところです。

 

アニメ 「終末のイゼッタ」 DVD第6巻

 アニメ「終末のイゼッタ」の続きでDVD第6巻、最終巻です。DVD第6巻には、第11話及び第12話の物語が収録されています。
 前巻までの物語では、ゲルマニアが生み出した白き魔女のクローンであるゾフィーにイゼッタが敗北し、エイルシュタット公国の首都が陥落しました。ゾフィーが使用していた魔石をイゼッタも手に入れ、いよいよ最終決戦です。
 それでは「終末のイゼッタ」DVD第6巻に収録された第11話及び第12話のあらすじです。最終的な結末まで記載しますので、ネタバレ注意です。

<第11話>
 フィーネ達の隠れ家がゲルマニア軍に発見され、ゲルマニアの兵士達が突入してきます。その中には、ベルクマン中佐もいました。エイルシュタットの兵士達が応戦しますが、フィーネ達はゲルマニア兵に追い詰められます。しかしそこへ、魔石に魔力を蓄えてきたイゼッタが現れ、ゲルマニア兵を蹴散らします。ゲルマニア兵達は逃走しますが、ベルクマン中佐は司令官を射殺してエイルシュタットに投降します。じつは、司令官はベルクマンの暗殺を命じられていました。
 ベルクマンは、ゲルマニアがゾフィーの魔力を利用して作り上げたミサイルをエイルシュタット公国へ向けて発射しようとしていることを話します。このミサイルは、首都が消し飛ぶ程の威力があります。またゲルマニアは、ヨーロッパ各国及びアトランタ合衆国の代表を集めてヴェストリアで会談を開き、ミサイルの威力を見せつけてゲルマニアに有利な停戦条件を押し付けようとしていました。
 ベルクマンは、ゲルマニアから命を狙われる存在となってしまったため、自分の身を守るためにエイルシュタットに協力を約束します。イゼッタはミサイル発射を阻止し、フィーネ達は会談に乗り込んで各国代表を説得することを計画します。
 その晩、イゼッタはフィーネと二人で森を飛び回り、話しをします。
 翌日、イゼッタはゾフィーと戦うための武器を携えて飛び立ちます。フィーネ、ジークハルト、ビアンカ及びベルクマンは、車でヴェストリアに潜入しようとしますが、検問所にいたバスラーに見つかってしまいます。

<第12話>
 発見されたフィーネ達は検問所を強行突破し、車を捨てて会談の場所を目指します。このときベルクマンは、フィーネ達と行動を共にせず、一人で別方向へと逃げます。
 ミサイル基地を目指すイゼッタの前にゾフィーが現れ、イゼッタとゾフィー及びゲルマニア軍との戦いが始まります。ミサイル発射にはゾフィーの魔力が必要であるため、イゼッタは、ゾフィーをミサイル基地から引き離すように戦いを進めます。
 ゲルマニア兵に追われるフィーネ達は、ジークハルトが敵を引き付け、その隙にフィーネ及びビアンカが会談場を目指すことにします。一人で追っ手を引き付けながら逃げたジークハルトは、偶然に出くわしたゲルマニアの新兵に撃ち殺されます。ジークハルトにはこの新兵の顔がヨナスに見えていました。
 会談場に乱入したフィーネ達は、ゲルマニアの代表に捕らえられそうになりますが、各国代表がそれを阻止します。フィーネは、イゼッタがゾフィーに対抗する力を手に入れ、ミサイルを食い止めようとしていることを各国代表達に話します。アトランタ合衆国の代表は、ゾフィーが倒されたとしても、今度はイゼッタの力に各国が脅かされる事になると主張します。フィーネは、イゼッタがレイラインの魔力を全て使い尽くしてゾフィーを倒す決意であり、その後は魔女が魔法を使うことはないと断言します。
 イゼッタとゾフィーは、お互いにレイラインの魔力を集め尽くして最後の攻撃を行い、2人は眩い光に包まれて消えます。魔力が使い尽くされたことにより、ミサイルは無効化され、ゲルマニアの計画は失敗に終わります。
 その後、ヨーロッパ各国の協力と、アトランタ合衆国の参戦によりゲルマニアは敗北し、オットー皇帝は自殺します。そして戦争は終結し、エイルシュタット公国に平和が戻ります。
 数年後、フィーネは、エイルシュタット公国の人里離れた山奥に建てられた家を訪れます。この家では、車椅子に乗ったイゼッタと、ロッテが生活していました。

 以上で「終末のイゼッタ」の物語は終わりです。
 最悪の結末も覚悟していましたが、何とかイゼッタは生き残ったようでホッとしました。ただ、イゼッタの姿は最後にチラッと映っただけで、どの程度の傷が残っているのかはわかりませんでした。少なくとも車椅子の生活になる位のダメージは残っているようです。まあそれでも、死んでしまうよりは何倍もマシですね。
 疑問に思った点が一つ。レイラインの魔力というのが何なのかよく解りませんが、使い尽くしてしまって大丈夫なのでしょうか?大地が枯れるとかの悪影響があってもよさそな気がしますが。
 おもちゃ屋のプラモデルを見かけて見始めたこのアニメですが、作中で戦闘機が活躍するシーンは期待したほど見られませんでした。戦闘機や戦車などのメカは、この作品の中では魔女に倒されるヤラレ役でしかなかったのが残念です。もう少しメカの活躍の場があってもよかったのではないかと。これではプラモデルを買おうという意欲が沸いてこないです。
 「終末のイゼッタ」の作品全体としては、私が5段階評価するなら、評価3という所でしょうか。最初の評価から特に変化する事はありませんでした。予想を裏切るような物語の展開もなく、予想範囲内で物語が終わりました。つまらなくはないけど、特別に面白くもない、という印象でしょうか。何かもう一捻り欲しかったですね。



 

アニメ 「終末のイゼッタ」 DVD第5巻

 アニメ「終末のイゼッタ」の続きでDVD第5巻です。DVD第5巻には、第9話及び第10話の物語が収録されています。
 前巻までの物語では、イゼッタの力を信じたヨーロッパ各国が対ゲルマニアへと動き始める中、ゲルマニアにイゼッタの秘密が漏れると共に、魔女と関係がありそうな謎の赤い宝石を奪われてしまいました。遂に敵方の魔女が出現しそうな雰囲気であり、更にはアトランタ合衆国がヨーロッパへ挙兵しそうという状況です。敵の魔女の存在が最も気になる点ですが、各国の動きも気になりますね。
 それでは「終末のイゼッタ」DVD第5巻に収録された第9話及び第10話のあらすじです。ネタバレ注意です。

<第9話>
 イゼッタが各地で奮闘することにより、ゲルマニア軍は各地で敗北が続きます。ゲルマニア軍が対イゼッタ用に開発したと思われる新型戦闘車両が国境付近に多数配備され、イゼッタはこれを撃退しに向かいます。しかしこの隙に、ゲルマニア軍は全く別の場所からエイルシュタット公国への進軍を開始します。急いで救援に駆け付けようとするイゼッタの前に、ゲルマニアの魔女が立ち塞がります。ゲルマニアの魔女は、伝説の白き魔女ゾフィーでした。
 以前にベルクマン少佐が入った工場奥の部屋では、伝説の白き魔女の遺体から採取された細胞を基にクローンを生成する研究が行われていました。生み出された白き魔女のクローンは、意識のない人形のような存在でしたが、以前にイゼッタが捕らわれていた際に採取された血液に反応を示します。ベルクマン少佐が白き魔女のクローンをイゼッタの元へ連れていき、クローンがイゼッタの血をなめたことによって、クローンは白き魔女としての意識を持ちました。
 イゼッタとゾフィーとの戦いが始まります。ゾフィーは、赤い宝石が嵌め込まれた杖を持ち、イゼッタを圧倒します。戦いの最中、イゼッタは突然に魔法を使うことができなくなり、上空から落下して地面へ激突し、気を失います。ゾフィーは、倒れたイゼッタを縛って吊るした後、エイルシュタット公国の首都ランツブルックを目指します。ランツブルックは、ゾフィー及びゲルマニア軍の攻撃を受けて陥落します。

<第10話>
 首都ランツブルックが陥落し、フィーネ、ビアンカ、ロッテ及びジークハルト等は秘密の抜け道を通って首都を脱出します。エイルシュタット軍はゾフィー及びゲルマニア軍の攻撃を受けて次々と壊滅していきます。
 ゾフィーに吊るし上げられたイゼッタは、意識を失ったままの状態でした。イゼッタの周りには、ゲルマニア軍の兵士達が集まり、広報用の写真や映像の撮影を行っています。ハンスを含むエイルシュタット軍の生き残りの兵士達は、命を捨てる覚悟で突進し、イゼッタを救い出して逃走します。
 エイルシュタット公国に勝利したゲルマニア帝国では、ベルクマン少佐が中佐へ昇格しますが、ベルクマン中佐はゾフィーの担当を外されてしまい、ゾフィーはオットー皇帝の直接の指揮下へ入ります。ベルクマン中佐は、身の危険を感じます。
 ランツブルックを脱出したフィーネ達は、エイルシュタット内の山中の隠れ家に逃げ延びます。イゼッタもまたハンスの手によってこの隠れ家へと運び込まれます。イゼッタは隠れ家で意識を戻しますが、傷は深く、自力で歩くこともできない状態です。また隠れ家はレイラインが存在しない場所にあるため、イゼッタは魔法を使うこともできません。
 その昔、白き魔女ゾフィーは、エイルシュタット公国の王子と恋に落ちました。白き魔女は王子と結婚することは断りましたが、魔法の力で王子を助けました。そして王子は王となり、別の女性を妃として迎え入れましたが、白き魔女はエイルシュタットの守り神として魔法を使いました。しかし王の死後、妃は白き魔女を捕らえて異端審問会へ引き渡し、白き魔女は処刑されました。
 このときに妃の命令で魔女を捕らえた家臣の一人が、ジークハルトの先祖でした。白き魔女が捕らえられたとき、白き魔女が持っていた赤い宝石は半分に割れました。赤い宝石は、レイラインの魔力を吸い上げて蓄積することができる魔石でした。ゾフィーとの戦いの途中でイゼッタが魔法を使えなくなったのは、ゾフィーが魔石で魔力を吸い上げてしまい、その土地の魔力がなくなっていたからのようです。
 魔石の半分は城の地下に隠され、もう半分はジークハルトの家に代々受け継がれてきました。ぼろぼろの体になりながらも、フィーネ及びエイルシュタットのために戦いたいというイゼッタに対し、ジークハルトは魔石の半分を差し出します。

 以上が「終末のイゼッタ」DVD第5巻に収録された第9話及び第10話の物語です。
 やはり敵方の魔女が登場しました。伝説の白き魔女のクローンときました。まあ想定の範囲内でしょう。そしてやはり、イゼッタが負けてしまいました。一度は負けないと盛り上がらないですからね。
 赤い宝石の正体も判明しました。魔力を蓄積する電池のような役割を果たすのですね。これさえあればどこでも魔法が使えるということのようです。イゼッタも魔石を手に入れ、ゾフィーと同等の力を手にしたこととなります。いよいよ最終決戦というところですね。
 それにしても、魔女の力は強力過ぎますね。何となく、最終回ではイゼッタ及びゾフィーの二人が死んでしまいそうな予感が…。